LAN・Bluetoothで接続しブラウザ・スマホでもTV会議が可能な「Highfive」
企業などで複数の拠点を結んで会議などを行う「テレビ会議システム」は、参加する拠点ごとに専用の端末が必要になってどうしてもコストがかかってしまうことが多くなるもの。そんなデメリットを解消してくれそうな製品が「Highfive」です。
Highfive
https://highfive.com/
「Highfive」を開発したShan Sinha氏は、かつてGoogleで企業内インフラを開発するチームに所属していた人物。Googleから独立して、その技術を応用したHighfiveの販売に乗り出すことになりました。
「Highfive」の本体はこんな感じ。センター部分の黒い立方体にはカメラが搭載され、左右にはアルミ製の「ウィング」が装着されています。
裏に回ると、電源入力やLAN、HDMIなどの端子が見えます。本体から下に伸びている黒いものは、格納可能なテレビ搭載用マウントです。
Highfiveはテレビに接続して使用。
テレビとHDMIケーブルで接続し、ネット接続用のLANケーブル、そして電源を接続します。
そしてテレビの上にマウント。この準備でネット回線を使ったテレビ会議を行うことができるようになります。
たとえば、スマートフォンにメールなどで会議参加用のURLを送信。そのURLにアクセスすると……
スマートフォンに相手の顔が動画で表示されました。さらに画面をスワイプすることで……
今度は部屋にあるテレビに同じ画面を表示させることができました。この自由な表示切り替えがHighfiveのメリットの一つです。
また、HighfiveはBluetoothによる通信をサポートしているので、対応するノートPCなどから画像を送信して資料を表示させることも可能。
会議参加者は最大で10名まで対応。画面の上部には参加中のメンバーがアイコンで表示されています。
左右のアルミ製ウィングには複数のマイクを搭載し、独自のアレイ処理によって必要な音のみを強調してクリアな音声を実現しているとのこと。
現在主流のテレビ会議システムのように、専用の機器を数多くそろえる必要はなく、ブラウザやスマートフォンのアプリを使ってTV会議を行えるのが「Highfive」の最大のメリットといえそう。
Highfiveは本体価格799ドル(約8万6000円)で販売中。
なお、テレビ会議システムを利用するには無料の「Basic」プラン(無料)か、アクティブユーザー一名につき月額10ドル(約1100円)の「Pro」プランに加入する必要があり。ただし、記事作成時点ではBasicプランのみが選択可能となっていました。
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