睡眠を検知して寝落ちを防止する腕時計「Spark」
学校の講義中や、仕事で集中しなくてはならない時など、眠ってはいけない状況なのに抗えないほどの強烈な睡魔に襲われることがあります。そんな時、頭では「起きよう、起きよう」としているハズなのに、気がつくとまぶたが下がって、意志とは関係なくこっくりと「寝落ち」してしまうわけですが、そんな無意識の寝落ちをモーションセンサーが検知すると、優しくブルブルと振動して目を覚まさせてくれる腕時計「Spark」がKickstarterで出資を募集しています。
Blanc Watches | Single Purpose Smart Watches
http://www.wearblanc.com/
Sparkがどのように寝落ちを防いでくれるのかは、以下のムービーを見るとわかります。
PCをカタカタ打ち込みながら仕事に勤しむ男性。
するとスマートフォンに「やあ、父さん。今晩のディナー楽しみにしてるよ!」と息子からメッセージが入りました。
「私もだ、また後でな」と返事をしており、詳しい事情はわかりませんが、久し振りの息子と夕食の約束をしている様子。
そんなお父さんはかなり睡眠不足のようです。
そこで腕に着けているSparkで時間を確認。
ベゼル上側のボタンを押して寝落ち防止モードを設定しました。
息子は既に1人でレストランに到着し、時間つぶしにコーヒーを注文。
父親はというと、「カクッ、カクッ」と頭が揺れており……
「ハッ」と、眠りそうだった自分に気づき、寝落ち寸前。こうなってしまうとなかなか眠気から逃れることはできません。
遅れている父親を待つ息子はそわそわし始めました。
そんなことはつゆ知らず、完全に爆睡モードに突入した父親ですが、腕のSparkがブルブルと振動を開始。
目が覚めた父親が時刻を確認するといつの間にか1時間も経過しています。
「しまった!」と急いでPCを閉じて出かける父親。
息子は待ちくたびれて会計を済ませて出て行くところですが……
間一髪のところで無事に合流できました。
再会を喜び合う2人。もしあのまま寝落ちしていたら、遅れるどころか約束を完全にすっぽかしてしまっていたわけなので、Sparkの寝落ち防止機能が役に立った、というわけです。
Sparkのデザインはこんな感じで、カラーはホワイトとブラックの2色があります。3軸加速度センサーと3Dモーションセンサーを内蔵しており、2種類のセンサーによって着用者独特のモーションパターンを記憶することで、「普段の活動時とは異なる動き」=「眠り」を検知すると優しく振動して起こしてくれる仕組みになっています。振動の強さは変更できるということなので、急激な振動でビックリして起こされることにはならないのかも。文字盤はLEDディスプレイになっており、フルカラーで見やすいデザイン。
本当に眠る必要がある場合は、ベゼル上部のボタンを2回押すとセンサーのオン・オフを切り替えることができます。内蔵のリチウムイオン電池で駆動し、フル充電からは5日~7日間使用可能。側面のUSBソケットから充電できます。
なお、49ドル(約5000円)の出資でSparkのホワイトかブラックを1つゲットでき、79ドル(約8000円)を出資すると、本体裏面に好きなメッセージをレーザー刻印したSparkのホワイトかブラックをゲット可能です。製品の発送は2014年11月ごろを予定しており、アメリカ国外への発送は別途10ドルが必要です。出資の締め切りは日本時間で2014年8月5日(火)の午前4時31分までとなっています。
Spark- The Watch That Keeps You Awake by Blanc Watches — Kickstarter
https://www.kickstarter.com/projects/blancinc/spark-the-watch-that-keeps-you-awake
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