サイエンス

鳥が進化中にペニスを失った過程など科学が解明した5つの不思議なこと

By Ahd Photography

科学の発展により今まで謎とされていたことが解明されることや新しい発見などは、人間に非常に興味深い知識を与えてくれます。そんな科学者によって解明された事象のうち、少し変わった内容のものをArs Technicaが公開しています。

Weird Science figures out why it lost its penis | Ars Technica
http://arstechnica.com/science/2013/06/weird-science-figures-out-why-it-lost-its-penis/

◆1:鳥のペニスが消えた過程

By @Doug88888

生物の進化の過程において最も不思議なことの1つは、鳥のペニスが縮小し無くなってしまったことです。鳥類の先祖にはペニスが付いていましたが、今では鳥類全体の約3%しかペニスを持っていません。鳥類のペニスが無くなってしまった理由はいまだに議論されていますが、その過程は米国の科学者たちによって解明されています。科学者たちがペニスを持つエミューと、持たない鶏に検査を行ったところ、1つのタンパク質に解明の謎が隠されていることがわかりました。どういうことかというと、すべての鳥類はペニスを形成する能力を持つ生体組織を持っていますが、鶏にはBMP-4と呼ばれる、ペニスを形成する生体組織を殺してしまう遺伝子があることが判明、また、エミューはBMP-4を持っていますが活性化させてないこともわかりました。このBMP-4が胎児形成のプロセスの中で、ペニスを切り取ってしまうとのことです。

◆2:科学を信じる者は救われる

By epSos .de

人間は過大なストレスを受けたり不安に陥ったとき、自分が信じていることに頼る傾向があり、最近までは従来の宗教がその役割を担っていました。現代では、多くの人が宗教よりも科学に心のよりどころを見つけるそうです。ある重要なボートレースに出場する選手たちと練習前の選手にアンケートを実施したところ、レースを控えた選手たちは科学的に分析された情報を有用なものとして判断する傾向が強かったとのこと。

◆3:動物は人間に見られていることを知っている


さまざまな種類の動物は、人間に見られているときと見られていない時に違う行動をとることが確認されており、これが動物の意志決定に関与しているかも知れないとのことです。サセックス大学研究によると、人間がカササギを見つめながら近づいて行くと、違う方向を見ながら近づいて行くよりも素早いタイミングでカササギは飛び立ってしまうことがわかっています。ですので、カササギはただ何かが近づいてきたから飛び去ったのではなく、対象物が自分を見ているかしっかりどうか理解しているとのこと。

◆4:精子をカロリーと一緒に送って下さい

By Klaus Stiefel

イカは性行為中に食事を取ることが確認されています。オーストラリアのモナシュ大学メルボルン大学の合同研究チームが発表した研究によれば、雄のイカは性行中にとる食事から得た栄養分を精子に送り込み、雌のイカは精子に含まれた栄養分を、より多くの卵を産むことに使用しているとのことです。

◆5:乗客の中にお医者様はおられませんか?が発生する確率

By Paul Gulliver

ピッツバーグ大学医学部の研究員の論文によると、飛行機内で緊急の治療が必要な事態は、実に604便に1つしか発生しておらず、そのうちの48%においては実際に医者が飛行機に乗っており、28%は看護師が搭乗していて問題なく適切な治療が行われたとのことです。しかしながら、緊急治療が必要な事態の約7%は空港に戻らなければいけなく、また、治療を受けた事態の0.3%は最終的に死亡に至りました。

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in メモ,   サイエンス, Posted by darkhorse_log

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