光学迷彩のようにあらゆる背景に溶け込んで消える人間の写真集
攻殻機動隊に出てくる光学迷彩のように、スーパーの棚や建物の壁などあらゆる風景の中に溶け込み、人間が見えなくなるのがアーティストLiu Bolinさんの写真です。
Liu Bolin | Hiding in New York No. 7 - Made in China | Eli Klein Fine Art, New York
http://ekfineart.com/artist/Liu_Bolin/works/
◆01:オモチャ屋さんの棚に溶け込む様子
◆02:たくさん並んでいます
◆03:親子
◆04:レンガの壁と一体化
◆05:スカラ座のロイヤルボックス
◆06:パンダ
◆07:クローゼットにサングラスの男性
◆08:ストリートアート
◆09:食品売り場
◆10:万里の長城
◆11:天壇
◆12:龍
◆13:劇場
◆14:ヨーロピアン
◆15:黄河
◆16:ショベルカー
◆17:直進
◆18:しましま
◆19:心霊写真っぽい一枚
なお、Liu BolinさんはTEDにも出演したのですが、その時に撮影された会場に溶け込むLiu Bolinさんのメイキング映像も公開されています。
Liu Bolin timelapse at TED2013 on Vimeo
写真はまず、背景となる場所に下書き済みのスーツを着込んだLiu Bolinさんが立ち、アシスタントたちがその上にペイントを施すという方法で行われます。シンプルな背景なら3~4時間でペインティングが完成することもありますが、スーパーの棚に溶け込む様子など、複雑なものになると1枚の写真を撮るのに3~4日はかかるとのこと。Photoshopなどによる画像加工は一切行っておらず、カメラの位置とフォーカスを調整することによって驚くほど周囲に溶け込んだ写真を完成させるというわけです。
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