シャープが経営改善対策の実施内容を発表、さらなる給与減額・各種福利厚生制度の休止も

シャープが本日9月11日開催の取締役会において、人件費削減を中心とした経営改善対策を行うことを決定、「人件費においても一層の削減が必要と判断」ということで、これまでに発表された内容よりもさらに踏み込んだものとなっています。

経営改善対策の実施について | ニュースリリース：シャープ
http://www.sharp.co.jp/corporate/news/120911-b.html

まず、一般社員への対策は以下のようになっています。

・1：給与減額
2012年5月より行っている2％の減額を「7％の減額」とし、合わせて基本給以外の諸手当も一律7％減額
実施期間：2012年10月～2013年9月

・2：賞与の見直し
業績連動方式にて決定した水準での2012年6月賞与支給に対し、2012年12月賞与、及び2013年6月賞与は、いずれも半減

・3：その他
時間外等手当割増率の法定基準までの引き下げ、出張関連手当の引き下げ、福利厚生制度の休止などの対策

管理職への対策は以下のようになっています。

・1：給与減額
既に2012年4月より5％の減額を行っているが、さらに「10％の減額」へ。
実施期間：2012年10月～2013年9月

・2：賞与の見直し
既に2012年6月賞与は、昨年度対比で約30％の削減をしているが、2012年12月賞与及び2013年6月賞与は、2012年6月賞与から半減した支給に変更

・3：その他
労働組合に申し入れを行った諸手当・福利厚生等の対策の内、管理職も同じ基準が適用されている内容は、労働組合との協議が整い次第、管理職にも実施

なお、今回の措置によって平成25年3月期においては約140億円の固定費削減が見込まれるとしています。