川を泳いでいくゾウの姿をボツワナのチョベ国立公園で発見
こんにちは、自転車世界一周の周藤卓也@チャリダーマンです。ビクトリアの滝のあるザンビアのLivingstone(リビングストン)から約80km移動してボツワナのKasane(カサネ)に入ります。このKasaneはたくさんの野生動物が生息するチョベ国立公園を訪れるツアーの拠点となっていて数多くの宿泊施設がありました。ここでサファリドライブとボートクルーズのツアーに参加します。カバ、ライオン、クロコダイル、インパラ、マングース、ヒヒ、サル、アフリカスイギュウとたくさんの野生動物の姿をみかけました。そして、忘れてはいけないチョベ国立公園の主役はアフリカゾウ。そのゾウが目の前で川を泳いでいくんですよ。信じられない光景でした。ゾウって泳げるんですね。
チョベ国立公園の観光の中心となるボツワナのカサネはこちら。
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サファリドライブは朝6時から始まりました。明けていく空とともにチョベ国立公園へと向かいます。ドライブの車は3列の座席があります。前から3人、2人、2人と計7人が座って、一人一人が十分なスペースを確保できました。この3列には段差がついているので、後ろに座っていても前方が見えないということはありません。
このような車でサファリドライブを行いました。
チョベ国立公園に入って動物たちに会いに行きます。
明けていく空と一匹の鳥。
最初に見かけたのはインパラの群れでした。
むしゃむしゃと草を食べています。
しばらくするとチョベ川まで出ました。川辺を走っていきます。
水面から体を出しているカバを発見。
陸に上がって草を食べているカバの姿もありました。
ちょこちょこと動く可愛らしいマングース
枝にしがみついたり、上ってみたりと遊んでいるようでした。
川の向こうになって、かなり遠かったのですがライオンの姿もありました。
川から離れて少し内陸を走っていると驚きの光景が目の前に広がっていました。道いっぱいにサルやヒヒやマングースが散らばっています。そこにインパラの群れが通りました。サルとマングースがちょっかいを出し合っていて、マングースに戸惑うサルの姿が愉快で、みんなで笑いました。
サルとヒヒとマングースのワンダーランド。
ここに、インパラが通りますよー。
木に駆け上ったり、枝をつたって落っこちたりしているサルたち。
サルと戦っていたマングース。
再び川辺に戻って車を止めて、コーヒーで一息つきます。
サファリドライブも終えて街に戻る最後ににノソノソと歩いていたのはアフリカスイギュウでした。
午前9時にはホテルに戻ってきました。3時間のサファリドライブでした。昼をはさんで午後3時からのボートクルーズにも参加します。
このような船でチョベ川を移動しながら野生動物を観察するのがボートクルーズです。
このように前面、両側の三面から野生動物を観ます。後方は操縦席。
大きな大きなチョベ川を移動します。
この頭の白い鳥はアフリカフィッシュイーグル。
最初に現れたのはウォーターバッグでした。
水を飲んでいきます。
ちらちらとこちらを窺っていました。
そして、インパラの群れが通って行きます。
行進しているみたいでした。
この奇妙な爬虫類は……
ナイルオオトカゲでした。
川の中にある陸地ではクロコダイルの姿がありました。興奮して写真を撮っていたのですが、ぴくりとも動きません。もしかしてプラスティック?他のツアー客もそんな事を言っていました。この置物疑惑がクロコダイルの耳にも入ったりしたのか、しばらくする開けていた口をゆっくり動かして「俺は生きてるぞー」とアピールしてくれからいいんですけど。でも、本当にのんびりとしていました。
置かれているかのようなクロコダイル。
微動だにしません。
剥製みたいですよね。
このボートクルーズでもカバをたくさんみかけました。陸に上がってぷっくりとした姿で川と草を食べる動作、水面から頭だけ出して進んでいく様子、愛らしくて仕方ありません。ただ、こんな可愛いカバですが、アフリカではライオンやカバより危険な動物といわれています。縄張り意識が強いため、襲われてしまうのです。
大きな川の中央にぽつんと佇むカバさん。
大きな背中の後姿。
陸に上がって草を食べているカバたち。
正面を向いた姿。
ムチムチボディ。
ムシャムシャしながら歩いていきます。
むっくりとしたカバの体型は愛らしくもありませんか?
でっかいお尻。
食事を終えて、川に戻っていきました。
水面から頭をのぞかせる別のカバの群れ。
一列に並んで潜行する沈黙のカバ艦隊。
このチョベ国立公園の主役はアフリカゾウです。現在で5万頭が生息していて、アフリカ大陸でも最も生息密度が高い地域となっています。ちなみにKsaneの人口は約8千人です。
1匹のゾウが川辺にやってきました。
水を飲むようです。
長い鼻を器用に丸めて口元に運びます。
ブクブクブクブク。
繰り返し水を飲んでいます。
横になった姿。
このゾウの水を飲む姿を動画で撮影していたら、いきなり川の奥に向かって歩き出しました。「思いつめたことでもあるのか」とハラハラしたのですが、そんな心配をよそにゾウは優雅に泳ぎだしました。ゾウって泳げるんですね。知りませんでした。長い鼻を潜水艦の潜望鏡みたいに水面上にあげて進みます。川の中にある草で覆われた小島まで移動しました。
川の中の方に進んで行きます。
鼻の先だけ出して潜水中。
上手に泳いでいくゾウ。
迫力があります。
そろそろ小島にたどり着きそうです。
足が着いた?
ついに上陸しました。
小島にある豊富な草をむしゃむしゃと平らげていました。ゾウの後ろに潜んでいるのはカバ。
別の場所に現れたゾウは群れをなしていました。
子ゾウさんもお鼻を伸ばして。
美味しそうにお水を飲んでいます。
たくさんのお鼻が動いていました。
くるりとお鼻を丸めて口元へ。
とても楽しい光景でした。
親子でならんで歩くゾウ。
どんな会話をしているのでしょうか。
どこかへ歩いていきました。
このボートクルーズも3時間で午後6時にはホテルに戻りました。
この「サファリドライブ」「ボートクルーズ」はKasaneの高級ホテル「Chobe Safari Lodge」のツアーでした。公式サイトをのぞいてみると1泊100USドルはするみたいです。ここに泊まっていました。
気になるツアー料金は
ボートクルーズ(3時間) / 175BWP(ボツワナプラ)
ゲームドライブ(3時間) / 210BWP
国立公園入場料 / 70BWP
合計425BWP(約5000円)の費用ですみました。この費用でこれだけの動物を見れたのですからコストパフォーマンスは抜群です。ボートクルーズとゲームドライブを別々の日に行うと国立公園入場料が2日分の140BWPかかります。1日で2つのツアーをこなしてしまえば、国立公園入場料も1日分です。
高級ホテルらしい立派なエントランス。
大きなプールがあります。
使うのもためらうくらいの綺麗なトイレでした。勿論、便座もあります。
左側が宿泊施設。
お金のないチャリダーさんはキャンプで70BWP(約800円)でしたけどね……。
朝のサファリドライブから帰ってくるとイボイノシシがキャンプサイトを占有していました。
気持ち良さそうに寝そべるイボイノシシ。ただテントの内の食料を荒らすらしいので気をつけましょう。
ボツワナは日本の約1.5倍の国土を持つ広大な国ですが、人口は約200万人と世界でも人口密度のきわめて低い国です。そのため手つかずの自然が広い範囲で残されていて、それを生かした今回のサファリツアーなどの観光産業もさかんです。カサネではたくさんの観光客の姿がありました。
ボツワナは安定した政治状況の中、確実な経済発展を遂げています。今回のサファリツアーでは驚くほどたくさんの野生動物をみることができました。ボツワナのカサネは有名なビクトリアの滝の近くにありますから、一緒に訪れてみるのはいかがでしょうか?日本からだと馴染みの薄いボツワナですが、こんなに楽しいサファリツアーもあります。
(文・写真:周藤卓也@チャリダーマン
自転車世界一周取材中 http://shuutak.com)
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