取材

パタゴニアの氷河がこんなに美しい青があると気付かせてくれた


氷河とは複数年にわたって氷や雪が堆積し、万年雪が圧縮されることで出来る巨大な氷の塊。パタゴニアのロスグラシアレス国立公園の氷河は、大きさもさることながら、その青さに心奪われた。

皆さん、こんにちは。世界新聞社の松崎敦史です。世界一周中のわたくし、今、チリのプンタアレーナスという街にいます。プンタアレーナスはパタゴニアと呼ばれる地方にあって、ペンギン(マゼラン)がわさわさいる、まさにリアルペンギン村という趣の街です。ペンギンに関してはまた次週以降レポートしたいと思います。


という訳でパタゴニアの大自然に圧倒されっぱなしなのですが、アルゼンチンのロスグラシアレス国立公園で見た氷河の青さが未だに目に焼き付いて離れません。今回、ロスグラシアレス国立公園内のアルヘンティーノ湖の氷河を巡るクルーズツアーに参加してきました。

アルヘンティーノ湖沿岸に見える白いものが氷河

より大きな地図で アルヘンティーノ湖 を表示

港まではバスで。ツアー料金は港までの送迎がついて約1万円。この旅で一番高いツアーでした。


車窓からは広大なパタゴニアの大地が


港にあるロスグラシアレス国立公園への入り口。公園は世界遺産に指定されています。


入園料(約2000円)が別途かかります


船着き場へ


この双胴船で氷河クルーズへいざ


客席はシックで落ち着いた雰囲気。客層は年配の方が目立ちます


カフェもありますが、紙コップのチョコラテが300円近くします……。


先頭は展望席になっています。ちなみに席は自由席。


デッキへ出てみましょう。気温は15度くらいでしょうか。でも、風に当たっていると、ダウンなしではいられないくらいの体感温度に。


階段があります。ここから展望デッキに出られます


2階建ての船は、1階、2階、屋上に展望デッキが設けられています


屋上展望デッキには早くも人がわんさか


パタゴニアの山々が空に白く映えます


あ、第一氷河発見。ほんとに青いんですね……。


次々に氷河が流れていきます


氷河が密集した一角がありました


洞窟のある氷河


光の加減で様々な表情を見せてくれます


かなり大きい氷河が見えてきました


スぺガツィーニ氷河


ロスグラシアス国立公園で見ることが出来る氷河の中で先端部の高さが最高の氷河。その高さは80~135m。


この青を自然が作り出したと思うと感慨深いものがあります


何故氷河が青く見えるのかというと、雪の結晶が溶けたものに圧力がかかって出来た氷河の氷は、透明度が高いので、青い光だけを反射し、他の色は吸収してしまうからなのだそうです(「地球の歩き方」参照)。

余興が始まりました。スタッフが氷河を引き上げます。


氷河に触れて幸せそうなカップル


どでかいのが見えてきました


デッキがどよめきます


公園の目玉、ぺリトモレノ氷河です。


全長35km、表面積195平方キロメートル。


先端部の切り立った形状が猛々しさを感じさせます


対岸の展望台から見るとその大きさがよく分かります


上はこんな感じにモコモコになってるんですね


氷河の上を歩くことも出来ます


幻想的な光景


そして青


今まで見てきたどんな青より美しい青だと感じました。氷河は年々後退しているものも少なくないそうですが、この青がいつまでも続くよう願うばかりです。

(文・写真:世界新聞社/松崎敦史 http://sekaishinbun.blog89.fc2.com/

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in 取材, Posted by logc_nt

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