ハードウェア

全番組録画できる「ゼン録」、約3ヶ月近い発売延期の果てに録画ビットレート低下


テレビ8チャンネル分の番組を8日間分丸ごと録画できるというバッファローのHDDレコーダー「ゼン録」の発売が3ヶ月ほど延期になっています。3月上旬には発売される予定なのですが、本日仕様変更の案内があり、高画質録画時の録画ビットレートが低下することが明らかになりました。

ゼン録 8チャンネルまるっと全録機能搭載 地デジ対応 HDDレコーダー : DVR-Z8 | BUFFALO バッファロー



「ゼン録」の売りは8つの地上デジタルチューナーと2TBのHDDで、テレビ放送8チャンネル分の番組を録画できるというところ。画質を低画質(約2Mbps)にした場合は8日間分を丸ごと録画可能で、高画質モード(約8Mbps)だと2日間分を丸ごと録画することが可能でした。

当初は2011年12月中旬に出荷される予定でしたが、12月14日に「製品開発の遅れ」のために発売が延期になりました。

ハードディスクレコーダー「ゼン録(型番:DVR-Z8)」 発売延期のお詫び | プレスリリース



その1週間後、12月22日に、発売時期が2012年3月上旬となったことが発表されました。

ハードディスクレコーダー「ゼン録(型番:DVR-Z8)」 発売時期のご案内 | プレスリリース



それからは特に発表などはなかったのですが、2月17日に「製品評価の結果、一部仕様変更をさせていただきます」というリリースが出ることに。

ハードディスクレコーダー「ゼン録(型番:DVR-Z8)」 一部仕様変更のご案内 | プレスリリース



リリースによると、全番組を録画する「まるっと全録」機能で高画質設定時のビットレートが約8Mbpsから約6Mbps(可変ビットレートで平均約6Mbps、最大約8Mbps)に変更されるとのこと。これは「全録動作及び予約録画動作の安定化のため」だそうです。この変更によって、8チャンネル同時に全録画をした場合、従来は録画時間目安が「2日」だったものが、「2.7日」になりました。

このほかに、録画した全番組のバックアップ機能が、「まるっと全録」機能を使用中だと「最大1500時間分の録画済み番組のダビング処理が発生し、すべての完了までに膨大な時間がかかることが想定」されるため、最大100番組までを選択して内蔵HDDか外付けHDDに一括ダビングする機能に変更されたほか、操作性の改善が行われています。


録画ビットレートが変わるというのは結構大きな変更点だけに、ユーザーの反応が気になります。

なお、出荷時期は3月上旬から変更はなく、価格は9万9800円。バッファローダイレクトでは予約販売が継続されています。

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in ハードウェア, Posted by logc_nt

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