電池をバネ型にデザインすると最後まで徹底的に利用できる「ONE=TWO」
まだ電力自体はあるにもかかわらず、その機器で動かすだけの電力には満たないので動かなくなるという場合があります。電池2本で動く時計が動かなくなり、そこから電池を取り出してより小型の時計に入れてみたら、そっちではまだ普通に動くと言うことがあるはずです。
そういうシチュエーションを逆に考え、「2本で動くはずが動かなくなったのだから、その2本を1本の場所に詰め込めば新しい電池1本を足すだけで動くはずだ」という、何を言っているのかわからないかもしれないのですが、一度見れば「なるほど」と納得できるのがこのスプリング型電池デザイン「ONE=TWO」です。
red dot online: design concept
http://www.red-dot.sg/concept/porfolio/o_e/EG/R025.htm
ONE=TWO – Spring Battery by Huang Kun, Meng Xun, He Ting & Liu Yuan » Yanko Design
http://www.yankodesign.com/2011/12/09/spring-power-forever/
見ての通り、バネの形をした電池です。
これで何が便利になるかというと、イメージとしてはこの図のような感じで、まずは普通の電池として使います。
電力が足りなくなって使えなくなりました。
使えなくなった電池2本を1本の場所にぎゅっと詰め込んで残ったエネルギーを足し1本分のスペースに2本分を詰め込みます。バネなのでぎゅぎゅっと長さが変わり、きっちりと入るわけです。最終的には新しい電池1本+古い電池2本、合計3本を使い、動かし続けることができる、というデザイン案です。
実現できる可能性はどれぐらいのものなのかがイマイチ不明ですが、コンセプト的には確かにこういうのがあれば「モッタイナイ」の精神を活かせる気はします。
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