メモ

アイスランドにある「男性器博物館」の展示に初の人間の標本が加わる

photo by Elín Eydís Friðriksdóttir

クジラからネズミまで、陸海のあらゆる哺乳類(ほにゅうるい)の男性器の標本を収集・展示するアイスランドの「男性器博物館」のコレクションに、1997年の開館以来初めての人間の男性器の標本が加わったそうです。

これは、先日95歳で亡くなったアイスランド人の男性Pall Arason氏の遺言に従い、Arason氏の性器が標本化され博物館に寄贈されたことにより実現したとのことですが、そもそも男性器を専門に収集・展示する世界でも珍しい男性器博物館とは一体どんな博物館なのでしょうか?


グロテスクに感じる人もいるかもしれないので、閲覧時には注意してください

詳細は以下から。Iceland's Penis Museum Gets First Human Member

おそらく世界で唯一の男性器博物館という「Icelandic Phallological Museum」は、アイスランド北部ののどかな港町フーサヴィークにあります。

photo by M.O.

奇妙な石のオブジェが目印。

M.O.

そびえ立つロケットのような木製のシンボルには……

M.O.

よく見ると「バイアグラ」の文字が。

M.O.

老若男女の見学者でにぎわう館内。

M.O.

真剣な表情でじっと展示品に見入る女性。

Melkorka Magnúsdóttir

現在、哺乳類のオスの生殖器の標本209点を収蔵し、アイスランドの陸と海で見られるほ乳類のほとんどを網羅しているとのことです。こちらはヤギなどの標本。(クリックするとモザイクが外れた画像が表示されます)

M.O.

イッカクなどの海生哺乳類の標本を集めた一画。

M.O.

シカの角のように壁に飾られたミンククジラの標本。

M.O.

ハイイロアザラシアゴヒゲアザラシワモンアザラシズキンアザラシゼニガタアザラシなど、アイスランド近海に多種生息するアザラシの標本は非常に充実しています。

M.O.

ハムスターの標本。収蔵品中最も小さいという陰茎骨(いんけいこつ)の標本は拡大鏡とともに展示されています。

M.O.

標本のほかにも模型や写真、工芸品やアート作品など、男性器とその周辺にまつわるありとあらゆるものを集めた充実したコレクションを誇ります。こちらはウシの陰嚢(いんのう)から作られたランプシェード。

M.O.

銀色に輝く棒がずらりと並んだこちらの展示は……

M.O.

なんと2008年に北京オリンピックで銀メダルを獲得した記念に、ハンドボールのアイスランド代表チームのメンバーを型取りしたもののようです。


ポストカードなどを販売するミュージアムショップのコーナー。

Melkorka Magnúsdóttir

珍しい形の電話機を使用するSigurður Hjartarson館長。逝去したPall Arason氏は館長の友人とのことで、「彼が残してくれた贈り物により、アイスランドに生息する哺乳類の男性器標本の完全収集を目指す博物館のコレクション完成に、また一歩近づくことができました」と語っています。昨年95歳で天寿を全うしたArason氏の性器は、今年1月に医師の監督のもと切除手術が行われ、ホルマリンに漬け標本化され、博物館の展示品に加わったとのことです。

Elín Eydís Friðriksdóttir

なお、この博物館にインスパイアされたドイツ人ミュージシャンのWolfgang Müller氏による博物館テーマ曲「Das pe-pe-penis museum von Reykjavík」を以下のリンクから聞くことができます。歌詞はドイツ語のようですが、「ピーピーピー、ニスニスニス!」と一緒に歌いたくなるような、一度耳にすると忘れられないキャッチーで明るい曲調となっています。

http://www.phallus.is/phallus/skjalasafn/phallus1.mp3

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
男性器のサイズで色分けした世界地図 - GIGAZINE

男性器の機能を増強する食べ物7つ - GIGAZINE

極寒の地「アイスランド」の映画のような神秘的で美しい写真いろいろ - GIGAZINE

300kmの旅路の果てにアイスランドにやってきたホッキョクグマ、警官に射殺され生涯を終える - GIGAZINE

ゴールを決めた喜びをコントで表現するサッカー選手たち - GIGAZINE

ゴールの喜びを「釣り人」一発芸で表現したサッカーチーム、今度は新ネタの「人間トイレ」を披露 - GIGAZINE

in メモ,   Posted by darkhorse_log

You can read the machine translated English article here.