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契約者減が続くウィルコムがなんと純増、およそ2年ぶりの快挙を成し遂げる


資金的な問題から高速モバイルデータ通信「WILLCOM CORE XGP」を本格展開できず、ついには競争激化で現行のPHSユーザーも減り続けていたウィルコムですが、ついに新規契約者数から解約を差し引いた数がプラスとなる、純増を果たしました。

およそ2年ぶりの快挙となり、テコ入れとして導入された他社ケータイに対しても定額通話を利用できる「だれとでも定額」などの効果であると考えられます。

詳細は以下から。
WILLCOM|加入者情報

ウィルコムの加入者情報のページによると、2011年1月分契約数が2010年12月末時点の契約数(377万6100)を2900上回る377万9000となり、純増になっています。

2011年から2009年までの契約者数の推移。2009年3月に456万6000契約を記録して以来、契約数は減り続けていました。


2010年には400万を割り込み、1年でおよそ50万契約が失われるという事態に。


残念ながら2011年1月分の純増はソフトバンクから回線を借りた3Gデータ通信サービス「WILLCOM CORE 3G」の純増によるものであることが分かりますが、本業のPHSの契約者数減をマイナス400にまで食い止めることができているだけに、今後に期待できそうです。


ちなみにウィルコムはさらなるテコ入れ策として1月21日から1台契約すると2台目の月額料金が無料になる「もう1台無料キャンペーン」を実施するなど、解約者減を食い止めるためにありとあらゆる手段に打って出ているため、今後さらなる純増に転じる可能性も十分考えられます。

ウィルコム同士の通話と、宛先問わずにメールの送受信が無料になる「新ウィルコム定額プランS」と、他社携帯電話への通話が定額になる「だれとでも定額」によって、通話もメールも安価に抑えられることを武器にしたウィルコムですが、はたして今後、どのような戦略を展開することになるのでしょうか。

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in モバイル, Posted by darkhorse_log

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