世界中の人が「Windows Phone 7」に夢中になるはずだという願いを込めたマイクロソフト公式CMムービー

いよいよ「Windows Phone 7」対応端末が海外では11月から発売されることになっており、日本は相変わらず蚊帳の外に置かれているわけですが、この「Windows Phone 7」にかけるマイクロソフトの執念はすさまじいものがあります。というのも、いまやスマートフォンというとAppleのiPhoneやGoogleのAndroidがよく引き合いに出されますが、それよりもはるか前からマイクロソフトはスマートフォンをリリースしており、そうであるにも関わらずシェアは1年前に9％、現在は5％まで下落、まさにじり貧状態。

そんな現状を巻き返したいという強い想いがCMムービーにはくっきりと表れており、「世界中の人がWindows Phone 7に夢中になればいいな！いや、むしろそうなるべきだ！」というメッセージを強く強く感じることができ、なかなか面白い内容になっています。

再生は以下から。
まず1本目はこれ、「Really」から。

YouTube - Really: New Windows Phone 7 Official Ad

歩きながらWindows Phone 7を操作

立ち止まってWindows Phone 7を操作

ここでもWindows Phone 7を凝視しながら操作

自転車に乗りながら

ビーチでイケメンが周囲の美女には目もくれずWindows Phone 7に夢中

シャワーを浴びながらWindows Phone 7

マッサージの仕事もそこそこにWindows Phone 7

Windows Phone 7に夢中すぎてカップから飲み物がこぼれています

シーソーで娘が上にいきっぱなし、父親はWindows Phone 7に熱中

ベッドルームでもセクシーなランジェリーに身を包んだ妻の相手をするよりもWindows Phone 7の方が面白いに決まっています

ライブでも目の前のアーティストよりWindows Phone 7

トイレで用を足しながら

ジェットコースターで彼女を隣に放置して黙々とWindows Phone 7

結婚式で新婦がWindows Phone 7を見てニヤニヤ

Windows Phone 7で家族崩壊

手術中も患者よりWindows Phone 7

そんなおそるべき中毒性を持つWindows Phone 7は2010年11月8日にリリース、ということらしいです。ここで取り上げた以外にもさまざまなシチュエーションでWindows Phone 7の中毒性をアピールしているのでかなり面白いCMムービーに仕上がっています。

で、もうひとつがこうやって広がっていくスマートフォンによってついに世界中が侵食された恐るべき未来を暗示するとんでもないCMムービーです。

YouTube - Season of the Witch: New Windows Phone 7 Official Ad

みんな持ってます、持っていないわけがない

何が起きても夢中

「電話機に時間をとられすぎている、シンプルゆえに時間をとられない電話、つまりWindows Phone 7にしよう」というメッセージ……のはずなのですが、このメッセージの意味がわからなければWindows Phone 7で占領された未来にしか見えないのがなんともかんとも……。

よくよく考えると1本目のムービーにしても、使用している携帯電話がWindows Phone 7であるとは一言も言っていないので、見ようによっては他社製スマートフォンによって時間を取られまくっている現状をWindows Phone 7によって救うのだ、というような内容にも見えます。どちらの見方をしても成立するという意味でこのTVCMムービーはかなり秀逸です。

なお、2本目のムービーのタイトルにもなっている「Season of the Witch」というとジョージ・A・ロメロ監督の「悪魔の儀式」だったり、曲名だったりといろいろなわけですが、とにもかくにもこのままでは恐ろしい未来になるはずが、Windows Phone 7によって明るい未来に変えられる……はず。