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腕を曲げるとちゃんと筋肉が隆起し、かめはめ波や界王拳も再現可能な「MGフィギュアライズ 1/8 孫悟空 界王拳Ver.」

© バードスタジオ/集英社・フジテレビ・東映アニメーション

現在、フジテレビ系列で放送中のアニメ「ドラゴンボール改」はちょうど放送がナメック星でのフリーザとの戦いに決着がついたところ。それまでにベジータやクリリン、悟飯らを軽くあしらっていたフリーザと対峙した悟空は、クリリンらを殺された怒りから超サイヤ人になってフリーザを圧倒しました。

その戦いの中で見せた界王拳バージョンが、今回「MGフィギュアライズ 1/8 孫悟空 界王拳Ver.」として立体化されました。本体の成形色が界王拳の赤になっているほか、服は破れた状態になっており、宙に浮いたポーズが取れるクリアスタンドも付属しています。

詳細は以下から。
MGフィギュアライズ」シリーズは昨年12月から発売されている”究極のアクションフィギュアプラモデル”シリーズ。2009年12月に第1弾「孫悟空」、2010年3月6日に「超サイヤ人 孫悟空」が発売されました。


今回発売されるのは第3弾「孫悟空 界王拳Ver.」(商品は監修中)。


GIGAZINE:
今回、なぜ界王拳バージョンが選ばれたのですか?

バンダイ:
ノーマルの悟空と、超サイヤ人孫悟空がすでに発売されていて、「ドラゴンボール」を見てきた人にとってはその間にある界王拳バージョンも需要があるということで作らせてもらいました。これまでに発売した2体にアンケートはがきを同梱していたのですが、その中で「界王拳バージョンを出して欲しい」という意見も多く、今回プレミアムバンダイで発売することになりました。


野沢雅子さんの声が聞こえてきそうな界王拳のポーズ。道着はもともとはオレンジで、中のシャツは青いのですが、実際に番組を見たり、東映アニメーションの資料などを見るとこれぐらい赤く設定されていたそうです。この赤みについてはもうちょっと監修が行われるかも。


股関節がかなり開くのが特徴的です。


GIGAZINE:
ドラゴンボールだと「あのポーズを取らせたい」「この技が出せないと」という要望が多そうですね。

バンダイ:
一通り、期待通りのポーズは取れるようになっていると思います。商品を作る中で「このポーズを取らせたい」といういくつかのポーズについてはちゃんと再現できるようにしており、パーツが干渉しそうな場合はギミックを仕込んだりしてうまく実現しています。


ギミックの1つがコレ。腕を伸ばしたときは普通ですが…


腕を曲げると筋肉が盛り上がります。


もちろん「かめはめ波」は再現できなくてはいけないポーズの一つ。手のパーツはちゃんと用意されています。


スタンドを使えば空中かめはめ波も可能。


オーソドックスな正拳突き。


鍛え上げられた筋肉を見事に再現。


背後から襲いかかっても勝てなさそうな迫力。


道着のあちこちには戦いで破れたあとも。


バンダイ:
プラモデルとして組み上げるだけでも完成しますが、ユーザーが手を加えて楽しめる商品になっているので、最初は普通に組み上げるだけ、次はマーキングシールをつけて楽しむ、そしてそれをきっかけに色を塗って楽しむ、とステップアップしてもらえればと思っています。

コレは第1弾の「孫悟空」のマーキングシール。界王拳Ver.用は現在制作中とのことでした。


超サイヤ人用のマーキングシール。ダメージ表現以外に表情変化用もあります。シールには普通のステッカーと水転写デカールの2種類があり、水転写デカールの方がプラスチックへは馴染むのですが、慣れないと作業が難しいため、簡単に貼れるようにステッカーも用意されています。


顔もただの立体成型ではなく、上の歯と下の歯、目、口がバラバラに細かく作り込まれています。


はめ込むとこのような迫力ある表情になるというわけ。


GIGAZINE:
ユーザー層はどのあたりが中心なのでしょうか。

バンダイ:
メインになっているドラゴンボール世代というのは30代前後だと思うのですが、この商品に関してはその世代を中心としながら小学生後半ぐらいのユーザもいます。現在「ドラゴンボール改」の放送をしているというのもありますし、お父さんと一緒に作っているというケースもあります。

これまでバンダイでは人型のプラモデルとしてドラゴンボールや聖闘士星矢を出していたことがあるんですが、商品として、よく動いたり中に仕掛けが入っているというものはなく、どちらかというと立っている状態の無可動のプラモデルが多かったんです。しかし近年、技術的な進化によりコンピュータで曲面的なプラモデル設計もできるようになって、過去にはないギミック入りのものが作れるようになりました。

GIGAZINE:
最初はこの腕はパーツ差し替えで実現しているのかと思いました。

バンダイ:
従来だとできなかったことができるようになっています。社内の技術力が高まってきたり、3Dスキャンする環境が整ったりして、こういう商品が生まれるようになってきました。

フリーザとの戦いに挑む悟空の覚悟が伝わってくるような表情。


バンダイ:
商品を開発する上で「プラモデルである」という以外に3つのポイントを置いていました。1つは「キャラクターの再現性」です。当たり前のことですが悟空でなければならない、そのキャラクターでなければならないわけです。造型師が原型を作っていた時と、コンピュータの中でマスターを作っていく時との違いとして、手を加えたい部分は100倍にも200倍にも拡大して修正できるという部分があります。技術としてはまだ積み重ねているところですが、拡大しながら修正できるということは、価値観として大きく伸びていく部分ではないかと思います。

もう1つは、コンピュータで設計しているという部分から来るんですが、「可動領域が広い」ということです。コンピュータの中で可動検証をして、ぶつかりそうな部分は考慮し、大きな可動領域を実現しています。

3つめは「躍動感を実現するギミックが入っている」ところです。自分が「かめはめ波」のポーズを実際に取るとやはり力む部分があると思うんですが、通常のフィギュアではうまく表現できません。それを、フィギュアの中に仕掛けを入れることで、実際に取らせたいポーズを取ったときにしっかり筋肉が隆起してポーズの形を力強く見せています。


確かに、力強さが伝わるシルエットになっています。


バンダイ:
今後開発している商品でもこの3つのポイントを心がけています。最初は躍動感が伝わるキャラクターとして孫悟空を選びましたが、今後はさらにシリーズが進化するようなラインナップを考えていて、よりフィギュアライズをいいものにできるようにしたいです。

フィギュアライズはガンプラなどに比べると曲面が多く、調整にも時間がかかる商品です。そのため、今後ラインナップしていく上で、成型の部分や、コンピュータで形状を作っていく部分もステップアップできるように考え得ています。

GIGAZINE:
ちなみに、どれぐらい前から準備にかかるものなのですか?

バンダイ:
1点目の悟空に関して言えば、商品が出る2年ぐらい前から構想がありました。

GIGAZINE:
「ドラゴンボール改」が始まる前ですね。

バンダイ:
そうですね、悟空というキャラクターをフィギュア化するという話は番組が始まる前からあって、商品化が決定したのは番組の放送が決まったのと同じ頃ですね。「界王拳バージョン」については、ユーザーの声が聞こえてきてからなので、現時点でもまだ開発中ですが、まだ開始から1ヶ月ぐらいですね。


バンダイのホビー事業部で主に扱っているのはガンプラだそうですが、そのほかにエウレカセブンやゼーガペインなどのロボットもの、ポケモンやケロロなどの子どもが楽しめるプラモにも力を入れてきているそうです。今回見せてもらったフィギュアライズシリーズでは、ポーズを取らせたりして楽しめるラインナップが出揃うそうなので、ドラゴンボールファンに限らずフィギュア好きの人はぜひ注目してください。

超サイヤ人バージョン、界王拳バージョン、通常バージョンのそろい踏み。


この銀河に敵無しといった感じです。


「MGフィギュアライズ 1/8 孫悟空 界王拳Ver.」は4月20日から申し込み開始(5月31日までを予定)。価格は税込3990円です。ちなみに、バンダイのオンラインショップ「プレミアムバンダイ」は4月20日で1周年を迎えたとのこと。今後のラインナップ拡充がさらに楽しみです。

プレミアムバンダイ ホビーオンラインショップ|こどもから大人まで楽しめるバンダイ公式ショッピングサイト

© バードスタジオ/集英社・フジテレビ・東映アニメーション

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in レビュー,   広告, Posted by logc_nt

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