21世紀の技術で復活した「キャプテンハーロック」と「ガイキング」のパイロット映像が登場
「宇宙戦艦ヤマト」「銀河鉄道999」など宇宙を舞台にしたマンガで知られる松本零士が1977年に送り出したのが「宇宙海賊キャプテンハーロック」です。同じキャラクターがあちこちの作品に登場するスターシステムを採用した松本零士作品群の中でも、ハーロックは特に重要なキャラクターに位置づけられており、「宇宙海賊キャプテンハーロック」のほか「宇宙戦艦ヤマト」「銀河鉄道999」「クイーン・エメラルダス」などに顔を見せています。
一方、ガイキングは1976年~1977年に放送されたロボットアニメ(大空魔竜ガイキング)で、2006年にガイキング LEGEND OF DAIKU-MARYUとしてリメイクされました。
これら2作品の新しいパイロット映像が「東京国際アニメフェア2010」東映アニメーションブースにて公開されていました。
ダークアクションとして生まれ変わる松本零士氏原作!世に例を見ない大規模パイロット完成!!
『SPACE PIRATE CAPTAIN HARLOCK』 福井晴敏、荒牧伸志など、日本のトップクリエーターが集結!!! アニメ制作会社の壁を越え、東京国際アニメフェア2010でお披露目上映!!!!
映画『アバター』のCG技術(Light Stage)で『大空魔竜ガイキング』が完成! 東京国際アニメフェア2010で衝撃スーパーロボット映像を披露!!!
東映アニメーションブースに設けられた「SPACE PIRATE CAPTAIN HARLOCK」&「GAIKING」シアター。
「HARLOCK」には小説家の福井晴敏さん、映画監督の荒牧伸志さん、メカデザインの竹内敦志さん、キャラデザインの箕輪豊さんらが参加。日本のトップクリエイターたちが集まり、原点に立ち返った作品をということでこのパイロット映像が作られたそうです。映像化にあたってはアカデミー賞3部門受賞の映画「アバター」でリアルな表情再現を行ったLight Stage技術が用いられています。
毎時0分、15分、30分、45分に上映会が行われていました。
まずは「SPACE PIRATE CAPTAIN HARLOCK」からスタート。
あの顔の傷、間違いなくハーロックです。
シアター外でも足を止めて映像に見入っている人が多数いました。
そのまま続いて「GAIKING」がスタート。
Light Stageと、開発者の一人・ジュールズ・アーバック(Jules Urbach)の名が。
ガイキングのコクピット内。仮にセットで作るとしたらものすごく大変そうな細かさでした。
立ち上がるガイキング。
映像はわずか60秒ほど。もっと長いものを見せて欲しい!と思わせる出来でした。
YouTubeで視聴できるようになっていました。
GAIKING - Teaser Trailer - YouTube
パブリックデー2日目の3月28日(日)に、東映アニメーションのブース(G-01)ではジュールズ・アーバック氏を招いてのプレゼンテーションが行われることになっています。どのようにして「GAIKING」が作られたのかを語ってもらえるようなので、気になる人は足を運んでみて下さい。
追記:イベントはこんな感じでした。
アニメと実写が区別困難なレベルに到達、2年かけて制作されたハリウッド版パイロット映像「GAIKING」メイキング話を開発者が語る
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