バックパックに変形、背負って歩けるダウンヒル向け折りたたみ自転車
トレッキングでは山の頂上に登るまでがメインと考えがちですが、山頂で景色や空気を満喫した後の下りは、すでに体力を消耗していることもあって意外と時間がかかり、ヒザや足首などの関節も傷めやすいものです。
その帰り道を楽に、速く、楽しくしようと考案されたのがこの「Bergmönch」という折りたたみ自転車。バックパックとして背負い両手を使って山に登ることができ、頂上に到着した後はダウンヒル用の自転車として軽快に山を下ることができます。
詳細は以下から。Bergmönch - Hiking uphill - Wheeling downhill!
急な上りや岩場なども両手を使って上れます。
折りたたんだ状態。総重量は約9.0kg、ヘルメットを収納できるネット、つえ用のホルダーのほか、水筒や食べ物、ナイフやタオルなど日帰り登山に必要なものはほぼ収納できる最大容量26Lの防水ポケットが付いています。
背中に当たる側。バックパックはドイツのアウトドアメーカーVaude社製で、エアパッドやヒップベルト、胸部ストラップなど人間工学に基づくデザインで快適な装着感となっているそうです。
約2分でバックパックから自転車に変形。
自転車時。サドルはなく、重力や足で地面をけることにより推進力を得る、スクートのような感覚で乗るタイプです。フレームは高強度なアルミニウム7005、ブレーキは日本製のシマノSLXディスクブレーキを使用。
バックパックのクッション部にヒザを乗せ体重を分散させることで、疲労を軽減することができます。
トリッキーな場所やスピードを出す場合はこのように立って乗ります。
フロントの取り外し式サスペンションフォーク(エアサスペンション)とリアサスペンションでオフロードも軽快。
なぜか修道士をテーマにしたプロモーションビデオは以下から。ロゴが少しホラー調。
Bergmönch - Hiking uphill Wheeling downhill on Vimeo
「Bergmönch」とはドイツ語で「山の僧」という意味のようですが、人里離れた山奥を猛スピードで駆け抜ける修道僧とすれ違うと、少し不気味かもしれません。
価格は1499ユーロ(約19万5000円)となっています。
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