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ガンダム30年の歴史が詰まった「ガンプラプレミアムBOX」ラメクリア成形の歴代ガンダム12機、そして黄金のガンダム「プレミアムゴールド Ver.」


日本国内だけではなく世界中にファンを抱えるロボットアニメの金字塔「機動戦士ガンダム」が2009年に30周年を迎えました。このガンダムの歴史と切っても切れない関係にあるのがプラモデル(ガンプラ)です。バンダイはアニメ本放送時からガンプラを作り続け、これまでに数え切れないぐらいの種類のガンプラを世に送り出してきました。そこでガンダム30周年を記念して、これまでにテレビシリーズで主役を張った歴代ガンダム+30周年記念モデルの合計12機をラメクリア成形で仕上げた「ガンプラプレミアムBOX」をネット限定受注生産することになりました。

また、同じくガンダム30周年記念ということで、この夏にお台場に出現した実物大ガンダムを再現した「ガンダム Ver.G30th」のプレミアムゴールド Ver.も販売されることになりました。この節目の年に、バンダイがこれらの商品にかける思いというのはどういったものなのか、担当者の方に話をうかがってきました。

詳細は以下から。
◆ガンダム30周年記念モデル 「プレミアムゴールド Ver.」

出てきた瞬間「オオッ」と驚かされた、金メッキ版のガンダム30周年記念モデル。


キラキラと輝くその姿は存在感抜群。


GIGAZINE(以下、G):
いきなりど派手なガンダムが出てきましたね。

バンダイ(以下、バ):
お台場でガンダムの展示を行っていた際に「ガンダム30周年記念モデル」のガンプラを発売していたんですが、その金メッキ版です。メッキには、本物の金を使うものとアルミ蒸着を染めるものがあるんですけど、これは後者のものです。本物の金を使ったモデルは、さすがに過去にも数えるほどしかやったことがありません。

G:
なるほど。

バ:
お台場モデルのガンダムはライフルなどの武器は持っていないのですが、そっちのほうもよく売れましたね。ライトユーザー向けの内容になっています。

ちなみに、今回販売されるモデルにはビームライフル、ビームサーベルをはじめ、ハイパーバズーカやハイパーハンマーといった武装がちゃんと付いてきます。


パーツ一覧はこんな感じ。


こだわりは盾パーツ(写真左上)などを見てもらうとわかりますが、あまり表に出てこない部分までしっかりメッキされていること。また、30周年記念ロゴプレートとして、この「プレミアムゴールド Ver.」でしか手に入らない新規に彫られたレアプレートが付属。3cm幅と小さいですが、本体と一緒に飾るのにぴったりなサイズになっています。


バ:
普通はコストの問題などがあり、片面しかメッキしないのですが、このモデルは裏面までしっかりメッキされています。最近は合わせ方が変わっていたりして、頭部も顔の部分にヘルメットを乗せるような形になっているので両面メッキが必要なんです。

G:
なるほど。角度によっては盾の裏も見えるので、両面メッキされているのは嬉しいですね。

両面メッキのおかげで、どこからみても黄金一色。


武器パーツも裏側までメッキされています。


G:
メッキ技術自体も進化したりしているのですか?

バ:
色味が変わったというのはあるかもしれません。昔はもう少し色が薄かったかもしれないですね。


G:
このガンダムは「30周年記念モデル」ということなのですが、あのお台場にあった実物大ガンダムを再現しているのですか?

バ:
はい、あのガンダムを1/144スケールにしたものです。

G:
原型を作った人によって微妙にスタイルが変化することがあるらしいのですが、30周年記念モデルは旧来のものと比べてどこが変わっているのでしょうか。

バ:
パネルラインが少なかったり、肩部分が異なっていたりします。

G:
なるほど。お台場にあったガンダムはかなり大きくて足元から見上げるような形だったので、下から見上げればお台場ガンダムっぽく見えるかもしれませんね。

ということで、ガンプラを下から見上げてみました。


30周年記念モデルのガンダムは、多くの人が足元近くから見ていたお台場のガンダムをモデルとしているだけあって、上半身に比べて下半身が広く、見上げたときに迫力を感じるスタイルになっている気がします。


お台場ガンダムを観に行ったときには肩に刺さったビームサーベルが見えない角度だったので、そう見えるようにもっと寄ってみた。


G:
ちなみに、こういうガンプラを作ろうと考えるときに、どういった資料を見て作るのですか?

バ:
以前「旧ザク」を担当したことがあるんですが、旧ザクってテレビシリーズの第3話にしか出てこないんです。だから、ひたすら第3話を何回も何回も繰り返して見ました。旧ザクの最大の武器はタックルなんですが、その強い印象を模型に落とし込むというのが大事なのだと思います。


バ:
以前からのガンプラファンの人はもちろんですが、初めてガンプラを買って組み立てる人もいるので、やはり組み立てしやすいというのが重要な事だと考えています。例えば、ゲート(パーツと枠とをつないでいる部分)がちょっと残っていても何とかなったり、関節も作った後で差し込めるものにしたり。買っていただくユーザーのことを想定して作っています。なので、初めての人でも十分組み立てられますよ。

G:
なるほど、コアユーザーからライトユーザーまで満足させるようにという考えがあるわけですね。

バ:
そうですね。たとえば、300円で売っているガンプラでも、じっくりと作り込んで組んでいくと1ヶ月ぐらいかかったりするんです。最近のものだと手際よく作れば1時間くらいで組めたりもするんですが、じっくり組み立てる楽しみという部分も味わって欲しいですね。

今回、「30周年記念モデル」は年内が最終生産となっていて、12月で終わりになります。

◆テレビシリーズの主役機勢揃い「ガンプラプレミアムBOX」


バ:
機動戦士ガンダム30周年を記念して、テレビシリーズ作品から主役ガンダム11機を集めてみました。全12機なのは、そこに30周年記念モデルが加わっているからです。

G:
代表的なガンダムがそれぞれ揃っているという感じですね。

歴代主役機がズラリ。


バ:
ただBOXとして出すだけだと面白くないので、それぞれ発売当時の造形ながらラメクリア成形にしてみました。ガンダム30周年という区切りの商品ですが、ガンプラもガンダムとともに進化しているということで、それに触れて欲しいなと思っています。

G:
この、パーツの中で光っているラメはいったい何ですか?


バ:
アルミですね。

G:
並べてみると、ΖガンダムやΖΖガンダムなど昔のものの方が大きいんですね。

他より大きく見えたΖ、∀、ΖΖ。


バ:
アニメの演出も色々と変化しますので、劇中の印象とあまり大きく違わないようにという意図もあります。

G:
ターゲットはどういった層でしょうか。

バ:
やはり、30年間ずっとガンダムとガンプラを応援してくれている人ですね。そういう人にまず手に取って欲しい、ということでファーストガンダムと30周年ガンダムを合わせています。

ファーストガンダム。


30年という節目に現れた、ガンダム30周年記念モデル。


G:
改めて見比べて見ると、いろいろと変わっていますね。肩パーツはもちろん、体型もいま見ると「ファーストガンダムってこんなにずんぐりしてた?」という印象です。

そのほか、背面も細かく変更されている。30年という時の流れはスゴイ。


G:
主役ガンダムだけでこれだけあるのなら、1週間に1体ずつ出して揃えていくというのも楽しそうですね。

バ:
52週間でコンプリートするコレクションみたいなもの、やりましょうか。デアゴスティーニみたいですが……3年はかかりますよ(笑)

収録されているガンダムの一覧は以下の通り。

「機動戦士ガンダム」から”ガンダム RX-78-2”


「機動戦士Ζガンダム」から”Ζガンダム MSZ-006”。他のガンダムと一線を画したスマートな顔をしていますが、ウェイブライダー形態に変形するため脚は意外とゴツかったようです。


「機動戦士ガンダムΖΖ」から”ΖΖガンダム MSZ-010”。「高機動」「重火力」を両立させた画期的なMSです。


2連装メガビームライフル(ダブルビームライフル)を構えるΖΖ。


額にはハイメガキャノン。ちなみに、接着剤を使っていたのはΖΖまでだそうです。


「機動戦士Vガンダム」から”ヴィクトリーガンダム LM312V04”。左腕に装備されているビームシールドがクリアモデルにぴったりです。


「機動武闘伝Gガンダム」から”ゴッドガンダム GF13-017NJⅡ”


背面ジェネレーターでエネルギーを増幅させ、数々の技に使用します。これはビームソードを構えているので「爆熱ゴッドスラッシュ」か。


「新機動戦記ガンダムW」から”ウイングガンダム XXXG-01W”


右手に構えたバスターライフルと、背中のウイングが特徴的。


「機動新世紀ガンダムX」から”ガンダムX GX-9900”。Xといえば、月からのスーパーマイクロウェーブを受信して放つ「サテライトキャノン」。


メインの武器とはいえ、右肩から左足にかけて装備したキャノンが機体と比べてもかなり大きなものであることがわかります。


「∀ガンダム」から”∀ガンダム System-∀99”


シド・ミード氏によるデザインはこれまでのガンダムの概念を覆すものでした。特に、その「ヒゲ」には賛否両論が巻き起こりました。


シールドは、本編ではゲルググのシールドのような描かれ方でしたが、本来は「貝殻のようにきれいなシールド」をイメージしていたらしいので、このクリアモデルのシールドが原案に近いのかも。


「機動戦士ガンダムSEED」から”フリーダムガンダム ZGMF-X10A”


背中のウイングは合計10枚あり、広角展開すると高機動空戦形態になります。


「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」から”デスティニーガンダム ZGMF-X42S”


フリーダムガンダムのウイングを発展させた大型ウイングを装備、出力を上げると「光の翼」が展開されます。


「機動戦士ガンダム00」から”ダブルオーガンダム GN-0000”


両肩に搭載された2基の太陽炉が特徴的。


G:
今回、このBOXの企画を出した人というのはどういう人なのですか?

バ:
ずっとガンプラに関わってきたみんなの頭の中にはあったと思います。今回の企画は、そんな思いを具体化したかたちになります。だから、企画元というのは”スタッフ全員!”でしょうか。自分はCADで設計をやりたいと思い求人を見ていたらバンダイがあったので入社したというクチで、5年間金型を経験してから開発担当をしているというちょっと異色のタイプなんです。ほとんどの男性は「ガンダムが好きだから」「物作りに携わりたいから」という人が多いですね。

G:
このBOXはテレビシリーズの作品を揃えたものですが、たとえばOVAシリーズや劇場版のガンダムを集めたBOXも企画されていたり……?

バ:
まだ「第08MS小隊」とか「0083」とか作品はたくさんあるので、是非やりたいですね。

G:
こうしてずらりと並ぶと、ガンプラ自体の進化の歴史も興味深いです。


バ:
来年はガンプラも30周年を迎えるので、スナップフィットとか色プラとか、そういう変化についても面白いことをやってみたいですね。

G:
本日はありがとうございました。

こどもから大人まで楽しめるバンダイ公式ショッピングサイト「プレミアムバンダイ」
http://p-bandai.jp/


©創通・サンライズ
©創通・サンライズ・毎日放送

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in 取材,   アニメ,   広告, Posted by logc_nt

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