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Googleが日本でライバルとして認識しているオンライン広告はどこなのか?


複数の読者からのタレコミによると、「AdSense に関するアンケート :アンケートに答えて iPod nano をもらおう!」という件名の極秘アンケートメールがGoogleから届いているとのこと。前回のアンケートが2008年4月頃だったようなので、約1年半ぶりの調査となります。

アンケートの設問内容は非常にありきたりのものばかりですが、その中でもいくつか興味深い質問があり、それによってGoogleが日本において一体どこのアフィリエイトサイトをライバルとしているのか、そして今後どのような方向性に進もうとしているのかが見えてきました。

詳細は以下から。
このアンケート自体は、AdSenseを利用していて、なおかつ「アカウント情報」タブの「アカウント設定」にある「言語とコンタクト先の設定」にて「Google マーケットリサーチ」にチェックを入れているユーザー宛に届いているらしく、運営しているサイトの規模などにはあまり関係がないようです。

Googleが日本でライバルとして認識しているオンライン広告がどこなのか?というのがわかるのが以下の設問です。


AdSense または純広告(自社で販売している広告枠)以外で最も収益の高いオンライン広告を教えてください。

LinkShare (リンクシェア)
Amazon アソシエイト
MicroAd (マイクロアド)
A8.net
楽天アフィリエイト
Yahoo! リスティング広告
その他(具体的にご記入ください):
なし(AdSense のみがオンライン広告収益の手段)

実際の画面はこんな感じ。


この中から「なし」以外を選ぶと、「オンライン広告の収益に占める○○の割合はどのくらいですか」ということで、ライバルとなるオンライン広告の収益を具体的に数字で記入するように求められます。ここに名前が挙がっていないサイトはライバル視されていないようです。


さらに「サイトで表示される広告を事前に審査する機能」「広告主の品質」「プログラムポリシーの公正さ」「サイトで表示させたくない広告を除外する機能」「広告の品質」「支払い方法」「収益金額」「収益予想可能性」「広告の関連性」についての満足度が尋ねられます。この質問はそれぞれがAdSenseの各機能に該当しており、例えば「サイトで表示される広告を事前に審査する機能」は「広告レビューセンター」、「サイトで表示させたくない広告を除外する機能」は「競合広告フィルタ」と「広告レビューセンター」、といった感じになっており、満足度の低い機能については今後改善されると考えられます。


また、ライバルとなるオンライン広告会社について「質問や懸念事項への対応」「信頼性」「理念と方向性」「サイト運営者様にフォーカスした姿勢」「業界でのリーダー性」というようにして評価を求めており、逆に言えばAdSense自身の問題点も内包しています。


そしてライバルサイトの機能性について「収益変動の要因を把握」「サイトの広告を最適化」「お支払いスケジュールを確認」「広告ユニットを変更」「収益性の確認(サイトごとや、広告ユニット・リンクユニットなど広告単位)」「質問に対する回答を見つける」「レポートを作成」というように、AdSenseとの比較で「どの程度簡単か」を尋ねています。おそらく、AdSenseよりも簡単であるという回答の多かったライバルサイトの機能について研究し、AdSenseにその機能を取り込む、あるいはさらに向上した機能を搭載する予定なのだと思われます。

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in ネットサービス, Posted by darkhorse

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