【訃報】独特の迫力で魅了する「金田パース」の開発者でアニメーターの金田伊功氏が心筋梗塞のため死去
![](https://i.gzn.jp/img/2009/07/22/kanada_yoshinori/kanada.jpg)
パースをあえて歪ませることでダイナミックな迫力を出す「金田パース」や、キャラクターの手首や足首を思いっきり曲げさせてガニマタジャンプを決める「金田ポーズ」など、アニメ界で数々の表現技術を開発したアニメーターの金田伊功(かなだ よしのり)氏が7月21日夜に心筋梗塞のため亡くなりました。57歳でした。
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金田氏はアニメ好きなら作画やスタッフのことに詳しくないファンでも名前を聞いたことがあるほどの有名人で、手がけた「サイボーグ009」や「銀河旋風ブライガー」のオープニングは今でも語りぐさになるほど。これまでに手がけた作品の詳細は作画@wikiの金田伊功の項目に掲載されている通り多岐にわたっています。
「金田パース」「金田ポーズ」「金田エフェクト」など数々の表現技法の先駆者であり、「天元突破グレンラガン」の今石洋之監督や、「Tales of Phantasia THE ANIMATION」作画監督の山下将仁、「ファイナルファンタジーXI」アニメーションデザイナーの上妻晋作、アニメーターのすしお、沼田誠也ら、数多くのフォロワーを産み出しました。
劇場版「ファイナルファンタジー」の制作に関わるようになってスクウェアエニックスに入社し、晩年はテレビアニメに関わることはほとんどなくなっていましたが、一生、「一(いち)アニメーター」で行ければいいという言葉を残していたそうです。
追記:
8月30日(日)に杉並公会堂大ホールで金田伊功を送る会が行われることになりました。入場は無料で、業界関係者だけではなく一般の人でも参加できるそうですが、整理券が必要となります。申込開始は8月1日(土)です。
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in アニメ, Posted by logc_nt
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