清澄高校麻雀部の女子部員5人組が勢揃い、テレビアニメ「咲 -Saki-」のアフレコレポート
女子高生たちが麻雀で全国の頂点を目指すテレビアニメ「咲 -Saki-」の第3話の収録後にアフレコレポートが行われました。メンバーは清澄高校麻雀部の女子部員5人組、宮永咲役の植田佳奈さん、原村和役の小清水亜美さん、片岡優希役の釘宮理恵さん、竹井久役の伊藤静さん、染谷まこ役の白石涼子さん。「咲 -Saki-」ではなにやらスゴい演出が行われているようです。
写真は左から白石さん、小清水さん、植田さん、釘宮さん、伊藤さん。
TVアニメ「咲-Saki-」シリーズスペシャルサイト
http://www.saki-anime.com/
この中で「咲 -Saki-」のアフレコが行われていたようです。果たして、演じている声優さんたちは「咲 -Saki-」をどのように見ているのか、現場からのアフレコレポートをお届けします。
こちらがその現場。
――本日第3話のアフレコが終了しましたが、ご自分のキャラクターを演じてみた感想は?
宮永咲役・植田佳奈さん:
咲は麻雀を打っている以外はすごく普通で、ニュートラルに物事を考えている人なので、麻雀を打っているときと差が付くように演じました。これからいろんな強い人と麻雀を打てるのが楽しみです。
原村和役・小清水亜美さん:
1話あたりはとても緊張していたんですけれど、3話になってようやく空気に慣れてきたというか、役を演じることに慣れてきたなと思っています。和というキャラクターはあまり感情を表に出さないキャラクターではあるんですが、第3話で感情をあらわにするところとかのさじ加減がとっても難しかったなぁと思っています。今後の展開がとても楽しみです。
片岡優希役・釘宮理恵さん:
演じてみて、1話のときから何の迷いもなくすぱっと優希という役に入りこめた気がしています。「優希」っていう名前はどうも私的にはしっくり来なくて……タコスタコスって(台本に)書いてあるんで。台本の裏表紙にもタコスのイラストが登場してて、面白いなぁなんて思いつつ、普段は自分の世界をしっかり持っている女の子ですけど、麻雀に対しては割と真剣に取り組んでいるなと。タコスをおいしく食べつつも頑張っていきたいなと思います。
竹井久役・伊藤静さん:
久は部長ということで、咲が入ってきてくれてすごくワクワクしている感じがセリフだったり絵だったりに表れていて、それを感じながら演じているのがとても楽しいです。なんか、3話まで終わった時点ではどうみても悪役にしか見えない雰囲気を醸し出しているんですが、久は久なりの麻雀への熱い思いがあるんだなというのを感じてます。これから大会とかに出て、麻雀に対する思いとか久の実力とかも見られるのかなと思うとワクワクしています。
染谷まこ役・白石涼子さん:
まこは2年生ということで、部長の久と1年生の3人との間にいるんですけれど、すごく落ち着いてて、ヘタしたらちょっとおばちゃんになってしまうなという感じです。広島訛りがあるということなので、自然と「~じゃ」という口調になってきちゃって、「女の子だぞ、女の子だぞ、17歳だぞ」というのを意識してやっていかなきゃなと思っています。まこは実力を出したり麻雀をするシーンよりは、久と一緒にいたりとかちょっと大人目線で喋っているところが多いので、これからの試合のシーンが楽しみです。あとは、まこの広島訛りをもっと自然にできるようにがんばっていきたいなと思っています。
――演じるキャラクターの魅力は?
植田:
咲はやっぱり普段と麻雀しているときとのギャップですね。本人はあんまり気にしていないんですけれど、何気に凄いことをやってのけてしまって、それをなぜ打っているのかわかっていないというか凄いということもわかっていないという、そんな、真剣なときとボーっとしているときのギャップが魅力なんではないかと思います。
小清水:
和は見た目はとてもやわらかい感じの女の子なのですが、内に秘めた感情はとても熱いものを持っていて、麻雀に対してすごく真面目であったりだとか、そういった中身の部分は見た目以上の魅力なのではないかと思っています。
釘宮:
明るくて元気いっぱいで、茶目っ気たっぷりなところが魅力の女の子だなと思います。
伊藤:
久はひょうひょうとしているけれども麻雀に対する熱意というのか、自分で部を発足したぐらいなのですごいんだなというのをひしひしと感じていて、あんまり表には出さないけれど(心の)内では熱く燃えているみたいなところが魅力なんじゃないでしょうか。
白石:
さっきも言ってしまったんですが、まこは広島訛りを喋るということで、自分は奈良出身で関西弁しか喋れないんですけれど、広島出身の人に教えてもらいながらやっています。一生懸命アクセントとイントネーションとをやっているので、魅力は広島弁ですね。あと、メガネをかけてるキャラだから、メガネを取ったときに本領を発揮なのかな?と私は思っているので(笑)。メガネっ娘というところも魅力ですかね。
――では、アニメになった「咲 -Saki-」の見所について教えて下さい。
植田:
麻雀大会へ向けて予選とかあるんですが、その強豪校の生徒さんと打つ麻雀が楽しみですね。小林先生もちゃんと手とかを作っていて、見ていても「うわーすごいな」「私もこんな手で打ちたいな」っていうような技や瞬間がたくさんあるので、やっぱり麻雀の勝負が一番の見所だと思います。
小清水:
マンガでは絵を見ていて触ったらとてもやわらかそうな子たちだなと思ったんですけれど、その子たちがアニメーションでは動いているということで、そう、や、やわらかそうっていうか、なんかちょっとダメかなぁ(笑) そういう部分がより表現されていて、私は魅力だなぁと思っているんですけど。あのー、触ってみたいです、ふふ。あとですね、和は胸が大きいんですけど、動きとかがすごく細かく表現されていて注目っぽいなと思ってます。
白石:
そう、力入ってるよね。
小清水:
すごい胸のアップとかのシーンがあったり、かなり美しく描いていただいているなと思っております。
釘宮:
アクションシーンって私は思っているんですけれど、麻雀牌の動きとか、咲が牌を切る動きとかですかね、むちゃくちゃかっこよくできあがっていて。あと、咲の目からイナズマみたいなのがビカーン!とか、演出がすごく凝っていて面白いなと思っています。
伊藤:
麻雀シーンは麻雀を知らない人でも興味をそそるような感じだなと思ってるし、大きい手とかすごく一生懸命作っているのに、こんな容易にみんなあがりやがってちくしょー!みたいな、そんな悔しさをかき立てるようなところも。そういった手が見られるというのは魅力だな思っています。あとは咲と和がすぐポッてなるところとか、なかなか見所の一つではないかと思っております。
白石:
CGのシーンは本当に動きが細かくって、牌それぞれが弾かれて戻るとかリアルな演出がされていて。麻雀卓の中ってこうなっているんだっていうのも描かれていたりとか、目でもすごく楽しめるなと思いました。あと、麻雀の作品なので当たり前なんですけど、麻雀用語をちゃんと説明していたりだとか、これがいくらでどういう手っていうのをセリフで言っていたりというのがすごくかっこよくて。心理戦でみんなモノローグで語ってあんまり会話していなかったりとかするんですけど、そういうのが見れて面白いんじゃないかなと。麻雀を知っている人はもちろん、知らない人でも楽しめるんじゃないかなって思います。知らない私はいろいろ説明してもらいながら勉強しながらやっています。
――麻雀に限らず、最近大負けしちゃったなということはありますか?
植田:
お天気です。
小清水:
あー、なるほど。
釘宮:
言っていい?言っていい?それ、3票入ります(笑)
植田:
先週ゲレンデに行ったんですが、雪ではなく雨が降りまして……負けたなと思いました。
小清水:
同じ意見です。
釘宮:
ゲレンデじゃないんですけれど、朝から降っていない限りは傘を持たない主義なのに、でも途中で降ったりとか、すごい残念です。外で絶対傘とか買いたくないんで。
白石:
私、このあいだ二日連続でビニール傘買っちゃったよ。すごい負けたと思った。
伊藤:
ある朝「雪が降っているよ」という電話がかかってたんです。私は雪が大好きなんですけど、今年は雪を見てなかったから、「見たい!」と思って。でも布団から出るのがイヤで、「あと10分経ったら見よう」と考えて10分してから窓を開けたら雨になってて……。
小清水:
私は最近ちょっとなんかストレスたまったなと思って格ゲーをやったんですけど、コンピューターが強すぎてボロ負けしちゃいました。
白石:最近のことってその雨くらいしか思いつかないですね。だいぶ前だと、宝くじが全然当たらなくて。ほんっとに損したと思って。
小清水:
ほぼゼロ?
白石:
うん。もう、1万円とか買ったんですけど全然当たらなくて。
釘宮:
バラで買ったの?
白石:
連番とかバラとかいろいろ混ぜて買ったのに全然返ってこなくて。もう二度と買うかー!と思いました。
――植田さんはかなり麻雀がお好きだということですが、今までに忘れられないエピソードなどあったら。
植田:
咲はアフレコ終わった後にみんなで麻雀を打ちにに行くんですけど、先々週の咲の麻雀大会で、嶺上開花を和了りました。
――ブログに書いていたやつですね。
植田:
そうなんですよ。すごく嬉しくって。
小清水:
周りの人もかなりいい手張ってた中で。
植田:
そう、監督は四暗刻、潤くんが筒子で染めてて、亜美がリーチだったんだよね。
小清水:
そう、あたしリーチで索子で染まってた。
植田:
そんな状態だったからやっぱり嬉しくて、降りなくて良かったなと思いました。それが最近では一番残ってるエピソードですかねえ。
――麻雀の手の中で好きな手、あるいは牌などあったら。
植田:
昔は国士無双でした。初めて和了った役満だったんですけど、嶺上開花で和了ってからは嶺上開花が好きになりました。
小清水:
好きな手とかいろいろあるんですけど、個人的に好きな牌は一索です。あの絵って孔雀でしょ?でも、私は鳩だと思っていたんです。なので、逆に愛着が沸いてしまって一層好きになりました。
釘宮:
私は、5の赤の丸が好きです。
――赤ウーピン(五筒)ですね。
釘宮:
水玉柄が一番好きな柄なので、ちょっとときめきます、あれが入っていると(笑)
伊藤:
赤の水玉(笑)。そんな風に見たことはなかったな。私は一気通貫で、ローカルルールで「東」と「北」で「東北新幹線」というのがあると聞いて、いつかそれを和了ってやるって思っています。
白石:
私、くぎみーと同じです。赤いのってかわいいよね。
釘宮:
漢字の五萬よりは水玉だよね。
小清水:
「中」は?
白石:
あー、あれは違うんだよね。丸いのがいいの(笑)
――最後に、作品を楽しみにしているファンの方へのメッセージをお願いします。
植田:
ぜひ「咲 -Saki-」のアニメを見ていただいて、まだ麻雀をやったことがない人でもずっと打ってるよという人でも、いろんな人に興味を持ってもらえる作品になっていますので、オンエアを楽しみにして下さい。そして麻雀をもっともっと好きになってもらえれると嬉しいです。
小清水:
みんなで頑張って作り上げております「咲 -Saki-」。魅力的なキャラクターも多いので、ぜひ見ていただきたいなと思います。
釘宮:
毎回本当に楽しく和気藹々と収録しております。私たちの中には初心者も経験者もいますけど、麻雀をどんどん上達させていきたいなと思っていますので、みなさんもぜひぜひプレイしていただけるといいな、と思います。
伊藤:
監督か誰かが「麻雀のイメージを明るいものにしたい」と仰っていて、私もそれにすごく賛成だなと思ってます。子どもからお年寄りまで見ていただけるようになってると思うし、明るいマージャンというのを広めて行けたらなって思います。
白石:
麻雀作品なんですけど、可愛い女の子がたくさんいて、でも麻雀のことにも詳しくなれる。こんな一石二鳥の作品はないと思います。私も麻雀は全然できないんですけど、すごく楽しいので、みなさんぜひ興味を持って、女の子にもプレイしてほしいなって思います。楽しんで見て下さい。頑張ります。
――ありがとうございました。
© 小林 立/スクウェアエニックス・清澄高校麻雀部
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