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ソニー、松下、三洋がリチウムイオン電池増産をめぐって大激突へ


ソニーと松下、そして三洋がノートパソコンや携帯電話などの幅広い機器に用いられている、今や無くてはならない存在となりつつある「リチウムイオン電池」について、激しい増産争いを繰り広げることが明らかになりました。

詳細は以下の通り。
リチウム二次電池工場を大阪市に建設 | プレスリリース | ニュース | 松下電器産業株式会社

このリリースによると、松下電器産業の子会社である松下電池工業は大阪市住之江区に新たに月産5000万個の生産能力を誇るリチウムイオン電池工場を建設することにしたそうです。また、新工場の建設だけでなく、既存の工場を増強するとのことで、投資額は1230億円におよぶとのこと。なお、現在は2500万個を生産しているため、新工場が完成すると現在の3倍にあたる7500万個になる見通しだそうです。

Sony Japan|プレスリリース | リチウムイオン電池の生産増強を目的とした投資を決定~2010年末には、月産7400万セル体制へ~

そして本日、ソニーも約400億円の集中投資を行い、リチウムイオン電池の現行の生産能力である月産4100万個を、7400万個に引き上げる旨の発表を行っています。


三洋電機|ニュースリリース|三洋電機グループ中期経営計画(2008~2010年度)について  ― 集中投資で成長路線へ転換 ―

また、リチウムイオン電池で世界シェア1位に輝く三洋はすでに積極投資を行うとしており、将来的な生産能力は9000万個におよぶそうです。

現在、上記3社で世界シェアの7割を占めていますが、今後大幅な増産が実現した場合、さらに多くのシェアを日本勢が占めるようになるということなのでしょうか。各国メーカーの動向が気になるところです。

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in メモ, Posted by darkhorse_log

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