Appleが仮想世界の中にアップルストアを作る特許を出願
2008年4月17日に明らかになったところによると、あのApple Storeの仮想世界バージョンに関する特許を出願しているとのこと。どうやら現実世界でのアップルストアでの体験をネット上でも体験できるようにする計画があるらしく、昼間であれば太陽が見え、夜には月と星が見えたり、季節ごとに風景もちゃんと移り変わる模様。
詳細は以下から。
Will Apple open a store in Second Life?
Apple Store To Go Virtual? - GigaOM
今回の出願されている特許は以下から確認できます。
United States Patent Application: 0080091553
「Enhancing online shopping atmosphere」と命名されており、単なる空間以上のものを考えているらしい。
Appleが特許の文書中で指摘しているところによると、既存のオンラインショッピングの欠点の一つとして、経験が不毛なものに感じられ、孤立させているとしています。そのような環境中では顧客はオンラインショッピングに関してプラスの感情を持つことはなく、ウインドウショッピングのようにしてモニターの前にとどまることもなく、物理的な店よりも使う金額は減ってしまうかもしれないとしています。
そのため、正午にそのオンラインショップを訪れれば日当たりがよいように感じられ、店を出るときに夜であれば代わりに星が見える、そういった仮想世界のオンラインショッピング体験をAppleは考えているらしい。
これには季節感も含まれており、日当たりの良い秋の午後、なんてものまで体験させることができるらしい。
加えて、この特許中ではいわゆる「アバター」についても触れられており、これらは一般的な仮想世界のアバターとは違って、自分が新米のユーザーであるならば「N」(newbie、つまり新米)、割と詳しいユーザーであるならば「E」(exprert、つまりエキスパート)と表示することを選択でき、ヘルプを申し出きることができる販売員は「H」(ヘルパー)と胸の部分に表示されているとのこと。また、具体的な専門知識を名札のようにして表示することもできるらしい。
なお、Appleは1994年に「eWorld」というパソコン通信サービスを実は始めていたという過去があります。
下のページにもうちょっと大きい画像があります。
【メモ】私のホームページ・10周年と、Apple「eWorld」の画像::streetcar weblog 第二世紀
概要は以下のような感じ。
ASCII.jp - アスキー デジタル用語辞典 - eWorld
ニュースはニューススタンド、データベースは図書館、電子メールは郵便局と、各サービスを街と建物に見立てたわかりやすいGUIと、広範なニーズに応える豊富なサービス、手ごろな料金体系により一般ユーザーにアピールした。
もしかすると、この「eWorld」のさらに完成度が上がったものをリリースするつもりなのかも。
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