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緊急警報放送の音とはどんなものなのか?


今朝、石川県で震度6強の地震が起きましたが、こういう地震報道の時にいつも出てくるのが津波の警報。とは言うものの、津波警報の時にNHKから聞こえる「ピロピロピロピロ」という不気味な音を聞いたことがない人もいるのではないかと思い、YouTubeで探してみました。この音、津波警報が発せられた場合だけでなく、東海地震の警戒宣言が発せられた場合や、地方自治体から避難命令などの放送要請があった場合も鳴るそうなので、覚えておいて損はないかと。

以下のアドレスから聞くことができます。
YouTube - 緊急警報放送の瞬間


また、以下からこの音を含んだWAVEファイルをダウンロードできます。

■ボロボロボロ信号~怖い~(大地震,津波)緊急警報放送(EWS)の信号解読 -- 知的電子実験

緊急警報放送デコーダプログラム for PIC16F84(その他 / その他の機種)

この音についてはNHKのページに解説があります。


NHK放送受信相談室:放送サービスのあれこれ

●人命や財産に重大な影響のある次の3つの場合に限って放送されます
1)東海地震の警戒宣言が発せられた場合
2)津波警報が発せられた場合
3)地方自治体の長から、避難命令などの放送の要請があった場合

しかし、テレビがオフになっている場合はそもそもこの音が聞こえないから無駄なのではないかと思ったら、興味深い記述が。なんと、この緊急警報放送が鳴り始めると自動的にテレビのスイッチがオンになるという仕組みもあるそうで。これはすごい、知らなかった。

「緊急警報放送」には特殊な信号が含まれており、その信号を認識する特別な受信機もあります。 この「緊急警報放送」対応機能を備えた受信機を使用すると、 通電待機状態(電源はつながっていてもスイッチがOFFの状態)でも信号受信時に自動的に起動し、災害発生をいち早く知ることができます。 もちろん特別な受信機がなくとも、受信機のスイッチがON(起動状態)になっていればアナログ/デジタルのどちらでも緊急警報放送をご覧いただけます。

現在発売されている中では、ソニーのBRAVIA、松下電器のデジタルタウやVIERAの上位機種にこの機能があるらしい。デフォルトではオフになっているそうですが、実際にちゃんと動作するのであれば非常に興味深い。

また、NHKの「[PDF]緊急警報放送による携帯端末の自動起動」という資料によると、この緊急警報信号を一刻も早く受信するための体制作りも進んでおり、この信号を受信する待ち受け回路の低消費電力版の開発に成功、電波が非常に弱いところでも受信が可能であり、テレビのリモコンや携帯電話に内蔵することが検討されているそうです。外出中などでそこら中の携帯電話が一斉に自動起動し始めたら確かにものすごく警戒するかもしれず。

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in メモ,   動画, Posted by darkhorse

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