Windows Vista Ultimateだけのおまけ機能「Windows DreamScene」とは？

今月末から発売開始されるWindows Vistaですが、その最上位版である「Windows Vista Ultimate」にはほかのバージョンとは違う特殊機能として「Windows DreamScene」というオマケ機能があります。何ができるのかというと、HDクラスのMPEGあるいはWMV形式のムービーを壁紙にするという機能。それだけであれば既存のソフトウェアでも可能なのですが、ポイントはそのムービー再生をGPU、つまりグラフィックボードに処理を任せてしまうという点。これによってCPU占有率を激減させることに成功しています。というか、「Windows Vista Ultimate」なんて最上位版が動くようなパソコンであればGPUもそれなりのものを積んでいるはずだ、という前提があるような気もするのですが…。

というわけで、実際に壁紙としてムービーが動いているというのはどんな感じかというのを見てみましょう。
下記ページの一番下から動作中の様子を記録したムービーがダウンロードできます。

Extras : Windows DreamScene

同じものがSoapboxにもアップロードされていますので、ブラウザでアクセスすれば画質は多少落ちますが見ることが可能。

Soapbox on MSN Video

ほかにも、以下のムービーでその様子がもっと詳しく分かります。

YouTube - Windows DreamScene

YouTube - Windows DreamScene（上とはまた別のムービー）

このDreamSceneは「Stardock」というWindowsBlinds、IconPackager、WindowFX、DesktopX、SkinStudioなどの開発元によって作られたものです。以下のページに詳しいことが書いてあります。

Windows DreamScene - Animated Wallpaper for an Ultimate Extra - An Article by Frogboy

これによると、DreamSceneはいわば既存のアクティブデスクトップをさらにバージョンアップさせたようなものとなっており、動的なコンテンツを埋め込んだり、あるいは特定のウェブサイトの情報を背景に表示させたり、時間や天気と言ったネット経由で取得できる情報を引き金にして変化させるなどの使い方が可能だそうです。

こんな感じで選びます。背景に敷き詰めるとかも可能っぽい。

CPU使用率は2％ほど

デフォルトでもいくつか専用のムービーが付いてくるらしい

なお、Ultimateエディションについてはマイクロソフトが公式サイトを立ち上げています。

Windows Ultimate
http://windowsultimate.com/

・オマケ：Windows XPにもSP3ではこれぐらいの機能を付けてください。
YouTube - os tan XPtan