ソフトウェア

Kazaa、Skype、そして次は「The Venice Project」


ファイル共有ソフト「Kazaa」で培った技術を応用して作ったのが、ほぼ設定不要でインターネット経由通話を可能にした「Skype」でしたが、今度はさらにその技術を使ってネット経由でテレビやムービーを閲覧・配信するための仕組み「The Venice Project」というのを立ち上げるようです。

詳細は以下の通り。
Kazaa, Skype, and now "The Venice Project"

彼らは現在、世界中の主要な都市で活動しており、各テレビネットワークと交渉中。早ければ今年の秋には正式にこの計画について発表するとのこと。


Skypeによって既存の通信事業者に大ダメージと混乱をもたらした彼らが次のターゲットとしてメディアを選び、それを可能にする技術を持っていることは想像に難くないわけで。そもそもSkype自体のウリは高品質な音声通話を電話回線を経由せずにインターネットを経由することで可能にし、Skype同士であれば無料、一般電話回線への通話も格安、Skype自体に電話番号も与えることができ、さらに留守番電話機能っぽいものもくっつけ、メッセンジャーのようなテキストチャット、簡単なファイル転送機能も加え、挙げ句の果てにブロードバンドルータなどに特別な設定をせずにそれらを可能にした点。これと同様のことを今度はテレビ、ムービーのジャンルでしようというわけです。

また、この壮大な計画「The Venice Project」を可能にしているのは昨年、Skypeによってネットオークション最大手「eBay」から引っ張り出した26億ドルの資金。

なお、どういうビジネスモデルになるのかはいまだ明らかにされておらず、著作権関係をどう処理するのかも不透明なまま。正式発表に期待大。

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in メモ,   ソフトウェア,   ネットサービス,   動画, Posted by darkhorse_log

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