メーカー各社がパソコンの「アナログRGB」や「DVI」を廃止する方針を表明
パソコンとモニターの接続端子として長い間用いられてきた「アナログRGB(VGA)」が、ついに廃止されることが明らかになりました。
昨今はHDMIの普及もあって影は薄れてきたとはいえ、パナソニックのビジネス向けノートパソコン「Let'snote」では今でもサポートされ続けているなど、主にビジネス用途などを中心に今でも活躍しているアナログRGBですが、役目を終える時が近づきつつあるようです。
また、同様に「DVI」も廃止される予定であるとのこと。
詳細は以下から。
Leading PC Companies Move to All Digital Display Technology, Phasing out Analog
Intelのプレスリリースによると、IntelとAMD、DELL、Lenovo、Samsung、LG電子の各社が本日、パソコンとモニターを接続する規格について、「DisplayPort」や「HDMI」といったような広く受け入れられ、低い消費電力を実現したデジタルインターフェースへの移行を加速させるという発表を行ったそうです。
これはノートパソコン本体の小型化やノートパソコンに搭載された液晶ディスプレイの解像度の向上にあたって、デジタルインターフェースへの完全移行は消費電力などの面においても必要であることを受けたもの。
なお、IntelとAMDはノートパソコンの液晶ディスプレイの接続に用いられているデジタル有線伝送技術「LVDS(Low voltage differential signaling) 」のサポートも2013年に打ち切ることを表明しているほか、2013年からは段階的にアナログRGB対応製品を削減し始め、2015年にアナログRGBのサポートを廃止することを決定しているほか、同時期に「DVI」のアナログ規格「DVI-I」についても打ち切るとしています。
そして今後各社はアナログRGBやLVDS、DVIといった過去のインターフェースを廃した上で、テレビ向けに「HDMI 1.4a」を、パソコンのモニタ向けには「DisplayPort 1.2」を主流規格として採用していく方針であるそうです。
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