レビュー

ヴァンサバ系全自動無双オートバトルにパズル的な装備整理を足していろいろてんこ盛りにしたアクションゲーム「God of Weapons」プレイレビュー


Vampire Survivors」のおかげで一躍人気を博したローグライトオートバトルアクションに、「Backpack Hero」などでおなじみのインベントリーテトリス要素が加わったゲームが「God Of Weapons」です。落ちているアイテムだけで強くなるのではなく頭を使って自分から敵をぶちのめしていく快感が味わえるこのゲームをプレイしてみました。

Steam:God Of Weapons
https://store.steampowered.com/app/2342950/God_Of_Weapons/?l=japanese

God Of Weaponsで最初にプレイできるキャラクターは2体。一人は移動速度に優れて所持武器が多いほど強くなる「レイヴン」です。


もう一人は近接攻撃と生命力に優れた「ナイト」。今回はナイトでプレイします。


最初の待機場所からダンジョンへ続く門をくぐり、ゲームスタート。


まずは「フロア1」でのバトルが始まります。プレイヤーができる操作はキャラクターの上下左右移動とスペースキーでのダッシュのみ。攻撃は自動で行われます。狭い空間に湧き続ける敵を、フロアごとに定められた時間生き続ければクリアです。


画面左上に表示されているのは自分のHPとEXP(経験値)。


敵を倒すと経験値がもらえるほか、倒した敵からお金がドロップすることもあります。お金は戦闘終了後に装備を購入したりバックパックを強化したりする際に使います。


また、戦闘中は「タル」が出現することも。


タルを攻撃するとタル型爆弾が起動したり、一定時間無敵になるアイテムなどがドロップしたりすることがあります。


「God Of Weapons」の戦闘シーンを動画で見るとこんな感じです。

インベントリーテトリス×オートバトルの「God Of Weapons」戦闘シーンはこんな感じ - YouTube


一定時間を耐えきるとステージクリア。自動的にショップ画面が開き、God Of Weaponsのメインコンテンツとも言える「バックパックの整理」が始まります。ショップでは上がったレベルに応じて自身が所持するバックパックの「スロット」を増やせるほか、ショップに並んだアイテムをお金で買うことが可能です。


スロットを増やしたことにより、最初は11マスしかなかったスロットが17マスにまで増加しました。増加したスロットに、次はアイテムを入れていきます。


最初から所持しているのは、武器の「ショートソード」が1本。


ナイトのユニークアイテム「ぼろぼろの旗」がひとつ。これだけだと心もとありません。


そんなわけでショップから武器を買います。ショップに表示されるアイテムは常に5個で、気に入らなければリロールも可。今回は「プリズムブレード」を1本購入します。


アイテムをバックパックまでドラッグすれば購入できるのですが、アイテムがマス内にちゃんと収まるように配置しなければならないのがポイント。今回のプリズムブレードは「直線5マス」の大きさがありますが、バックパックに同じだけの空きスロットがないと手に入れることはできません。


今回は空きがあったのでピッタリはまりました。アイテムは「回転」させられるほか、一度バックパックに入れたアイテムを動かすこともできるため、ある程度柔軟に置き場所を考えられます。


武器を購入する際に見るべきポイントは各武器に備わっている「属性」で、例えば以下のプリズムブレードは「剣」と「魔法」の属性を備えています。剣の属性は「バックパック内に剣属性の武器が2個あれば近接攻撃力+1、3個あれば+2」、魔法の属性は「魔法属性が2個あれば魔法攻撃力+1、3個あれば+2」という特性があり、つまり同じ属性の武器を集めれば集めるほど強くなっていくというわけです。


初期装備の「ショートソード」の属性は「剣」と「スイフト」のふたつ。今回はバックパック内に剣属性が2個あるため、以下の通り近接攻撃力+1の特性が発動しています。


購入と整理を終えたら「次のフロアへ」を選択。


フロア2での戦闘が始まり、より強い敵と、より長い時間闘うことになります。敵を倒して経験値とお金を稼ぎ、稼いだ資源でさらに強化していきます。


「God Of Weapons」の戦闘・ショップでの購入シーンを動画化しました。

インベントリーテトリスとオートバトルが合わさったローグライクアクションゲーム「God Of Weapons」プレイレビュー - YouTube


バックパックの拡張ペースはかなり遅めなので、時には欲しいアイテムが買えないときがあります。ショップの内容は毎回入れ替わるので取り逃したくもない、そんなときはアイテムを右クリックで「ロック」。ショップを離れてもアイテムを保持し続けることができます。


今回のプレイでは、フロア3を終えたタイミングで「ショートソード」を3本購入できました。


同じ武器がバックパック内に3個あると、武器を2個消費して残りの1個を強化する「合成」をすることができます。


合成をクリックした後、同じ武器を3個分選択。


選択した後に「合成」をクリックすると武器が合成されます。


これで武器の「ティア」が上がり、より強力な性能に進化しました。合成は同じ名前かつ同じティアの武器同士で行うことが可能です。


God Of Weaponsではとにかく高ティアの武器と属性の組み合わせが重要で、「同じ名前の武器」をひたすら買い続けるだけでもかなり強くなります。


あと「ゴールド」は嫌でもたまっていくのでどんどんリロールしていくのが吉。むしろリロール前提のゲームシステムのようで、ショップに並んだアイテムを適当に買っていくだけでは勝てないので目当てのアイテムが出てくるまで回し続けるのがベターです。ただリロールはすればするほどコストが上がっていくので注意が必要。ショップを離れるといったんリセットされるので、数回リロールしたら次のフロアへ行くと良いです。


また、ただ闇雲に武器を増やすだけではなかなか勝てなくなってくるのが「God Of Weapons」のミソ。とりあえずは属性をそろえていけば高フロアでも闘えるという印象ですが、God Of Weaponsでは以下のように「攻撃力」に加え「回避率」や「範囲」など実にさまざまなステータスがあり、どれを強化していくかによって大きく戦闘スタイルが変わってきます。


武器以外にも以下のような装備品があり、装備品をバックパック内に入れることで各ステータスを強化できます。


戦闘中に回復アイテムがドロップすることがあまりないため、プレイする中で重要だと感じたのは、戦闘中に自然回復する「回復力」と敵からHPを奪う「ライフスティール」です。攻撃力を中途半端に上げただけではどうしても被弾を避けられないため、回復手段がかなり重要になります。HPがなくなり敗北してしまったら再び無一文の状態からスタートです。


一度敗北すると待機場所に戻されますが、待機場所からは「武器庫」などの周回要素にアクセスすることが可能。


周回していくうちに獲得するアイテム「石碑」を消費して新アイテムをアンロックすることができます。アンロックしたアイテムは次のゲーム時にショップに並びます。


「石碑」は以下のような「像」にささげることで攻撃力や運を上げることも可能。


待機場所には、特定のミッションをクリアすることで報酬を獲得できる「祈りの石碑」も存在します。


また、特定の難易度をクリアすると、以下の「エルドリッチナイト」のような新職業が解放されることがあります。


周回を繰り返すと初期武器を変えられるようになります。このほか難易度も変えることができるので、強くなってきたら難易度を上げて強い報酬を獲得してまた強化する、といったサイクルが成り立ちます。


Vampire Survivorsだとドロップするアイテムやレベルアップによって得られたアイテムから「ただ選ぶだけ」でしたが、God Of Weaponsはインベントリーの整理要素が加わったことでより戦略性が増し、オートバトルとアイテム整理のいいとこ取りなゲームに仕上がっていました。

God Of Weaponsは、Steamにて税込629円で販売されています。

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