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グリーグ作曲「山の魔王の宮殿にて」に合わせて作ったLine Rider作品のシンクロ率が異常で見事すぎ


2006年ごろにネットで人気を集めた「Line Rider」を使った新作が2017年に登場しました。YouTuberのDoodleChaosさんが一ヶ月かけて完成させたという作品は、グリーグが作曲したクラシック「山の魔王の宮殿にて」のメロディーに合わせてソリが滑るというものなのですが、曲と滑りのシンクロ率が異常に高すぎて思わず見入ってしまう仕上がりです。

Watch: Little sled person treks Line Rider track synchronized to “In the Hall of the Mountain King” / Boing Boing
https://boingboing.net/2017/10/18/watch-little-sled-person-trek.html

Line Riderは、ブラウザ上で遊ぶことが可能なもので、作者いわく「Toy」(オモチャ)の一種。今や懐かしいFlashを使ったツールで、画面上にペンで引いた線の上を人が乗ったソリが滑るというものなのですが、物理法則に基づいたリアルな動きとなかなかの難易度に多くの人がハマったオモチャです。

引いた線がそのまま滑走コースになる「Line Rider」 - GIGAZINE


Line Riderは以下のサイトで今でもコースを自分で作ってプレイすることが可能です。初期のバージョンとは違い、「当たり判定」のないラインや、乗ると加速するラインが引けるので、多彩な遊び方が可能になっています。

Line Rider
https://www.linerider.com/

そんなLine Riderを使った作品がコレ。そのレベルには「あっぱれ!」とヒザを叩きたくなってしまうほどです。

Line Rider - Mountain King - YouTube


ト音記号とヘ音記号が書かれているのがスタート位置。静かな音楽に合わせてゆっくりとソリが滑り出します。


旋律に合わせた段差やジャンプが見事。いかにうまく宙返りから着地させるか、というのもLine Riderの醍醐味の一つでした。


ウイリーさせたまま滑らせるのもなかなかの高難易度なワザ。宙返りさせたまま高速で滑らせる技を持つなど、DoodleChaosさんはなかなか手練れのLine Riderテクニシャン。


コース上に書かれた数字は、楽譜の小節番号。70小節目あたりからクライマックスに入り、音楽はヒートアップ、滑りはスピードアップ。


最高潮に達し、ものすごい勢いでソリが斜面を駆け上がり……


なんと74小節目でソリと人が分離。基本的にはここでゲームオーバーなのですが……


78小節目でうまく再合流


86小節目の細かいラインは、ティンパニロール。ひとしきり盛り上がった最後の結末とは……ぜひムービーを再生して自分の目で確認してみてください。


DoodleChaosさんのチャンネルでは、このような「ピタゴラスイッチ」的な作品がいくつか公開されており、以下のようなムービーも見ごたえ満点です。

Alan Walker - Force (Synchronized to 2D Physics) - YouTube

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