初代Apple WatchはwatchOS 4で新登場の心拍数測定機能を非サポート
AppleがApple Watch向けの最新OS「watchOS 4」を配信開始しました。新しいウォッチフェイスやフィットネス関連の新機能などが含まれているのですが、中でも特に興味深い新機能が、心拍数測定機能のアップデートです。watchOS 4からは安静時心拍数や歩行時平均心拍数など、シチュエーション別に心拍数を測定可能になっているのですが、この機能はすべてのApple Watchで使えるというわけではないことが明らかになっています。
Apple Watch’s new heart rate features won’t work on the original Watch model - The Verge
https://www.theverge.com/2017/9/21/16347244/apple-watch-os-4-heart-rate-series-original
Apple Watchには2015年に初登場した際の初代と、Series 2およびSeries 2と同時に登場したSeries 1、そして最新のApple Watch Series 3という4つのモデルが存在します。しかし、この中の初代モデルのみ、watchOS 4の新しい心拍即数測定機能の「安静時心拍数」および「歩行時平均心拍数」をサポートしていません。
Twitterユーザーの@jgirl125aさんもそのことに気づき、「不幸にも初代Apple Watchは安静時心拍数を測定できない」とツイートしています。
Unfortunately, no resting HR on original watch @LaurenGoode pic.twitter.com/ztcDQGr20h
— jgirl (@jgirl125a) 2017年9月21日
実際にApple Watchの画面がどんな風になるのかというと、watchOS 4にアップグレードした初代Apple Watchで心拍数アプリを開くとこんな感じ。
他のモデルをwatchOS 4にアップグレードしてから心拍数アプリを開くと、現在の心拍数の他に、安静時心拍数および歩行時平均心拍数が表示されます。
初代Apple Watchのみ安静時心拍数や歩行時平均心拍数が表示されないことについて、海外ニュースメディアのThe Vergeは「Series 1、Series 2、Series 3は初代よりも高性能なチップと大容量のバッテリーを搭載している」と、技術的な理由によりサポートされなかったのではと推測しています。
なお、新しく進化したApple Watch Series 3についてはGIGAZINEでもレビューしており、見た目がどんなものなのかは以下の記事を見ればわかります。
LTE対応になった「Apple Watch Series 3」が届いたので開封&速攻外観レビュー - GIGAZINE
さらに、LTE対応となったApple Watch Series 3でeSIMを書き替えてLTE通信できるようにするための設定方法は以下の通りです。
「Apple Watch Series 3」のeSIM書き替え方法はコレ、好きなキャリアに変更可能 - GIGAZINE
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