エンジン分解作業を躍動感あるタイムラプスに収めた4Kムービー「Amazing Engine Timelapse」
エンジンの仕組みを理解したいと思っても、イラストや静止画ではなかなかイメージしにくいものです。エンジンを分解しながら各パーツの動きを解説するべく、本物のエンジンを分解する様子をタイムラプスで収めたムービー「Amazing Engine Timelapse」では、実物のパーツの動きが一目でわかるため、どんどんと部品が剥ぎ取られていく様子を見ているうちにレシプロエンジンの基本的な構造を理解できるようになっています。
Amazing Engine Timelapse : Garage Nightshift - YouTube
懐かしのラジカセ。音楽を鳴らしながらエンジンの分解作業がスタートします。
壁に掛かったレンチを照らすようにスタンドライトが点灯。
ライトが照らした先には車体から取り外されたエンジン。
ラチェットレンチが、ごそごそと工具箱の上に移動を開始。このちょっとしたシーンのタイムラプスムービーを製作するために、レンチを一つずつ動かして撮影したのだろうなぁと思うと、その労力がひしひしと伝わってきます。
スタンドライトがカバーを払いのけると……
マツダ・MX5 Miata(ユーノス・ロードスター)のB6エンジンが登場。このエンジンをバラしていきながら、DOHCエンジンの仕組みを理解しようというわけです。
ボルトを回してカバーをとると……
中からバネの付いたサーモスタットが勢いよく飛び出てきました。
黒色のオイルフィルターを外します。
プラグコードを取り外して……
プラグも除去。順番に勢いよく飛び出るプラグを表現するために、空中に浮かぶプラグをどうやって撮影したのか、気になってしまいます。
プーリーからオルタネータやパワステ用のベルトを2本、外します。
カバーを取り外すと……
エキマニが登場。もちろん、これも取り外します。
ヘッドカバーのネジを同時に取り外して……
ヘッドカバーを開けると……
カムスプロケットとタイミングベルトが現れました。カムスプロケットが回り、タイミングベルトが動く様子が再現されています。
タイミングベルトも除去。
吸気・排気用のカムシャフトもそれぞれ撤去。
ヘッドで16本のバルブが動く様子も再現されています。
ヘッドをごっそり撤去。
ピストンが現れました。もちろんピストンが動く様子も再現されています。
腰下だけになったらエンジンを上下ひっくり返し、ボルトを外して……
オイルパンを取り外すとオイルを循環させるストレーナーが現れました。
オイルパンを取り外すと、いよいよクランクシャフトへのアクセス。
回転するクランクシャフト。レシプロエンジンの心臓部とでもいうべきパーツの動きが丸わかり。
ボルトを外して……
クランクシャフトも撤去。
最後にコンロッド付きのピストンを外せば……
分解終了。
実物の部品を使って作成されたタイムラプスムービーは、まるでCGで作ったかのような仕上がりになっており、一見の価値ありです。
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