動画

AppleのARプラットフォーム「ARKit」ではどんなことができるのか


2017年6月に開催されたWWDC2017の中で、iOS 11に「ARKit」が搭載されることが発表されました。空間認識という点ではGoogleの「Project Tango」が先を行っていたイメージですが、「ARKit」の精度は非常に高く、さっそく、ARKitでいろいろなことをやっている映像が公開されています。

以下のムービーでは、アプリを用いて2点間の距離を測定しています。



タイルの目地に測定開始点(白い球)を設定。


60cmほど離れたところまで測定します。


2点間の距離は0.61m、これは手前に置かれたメジャーの長さと合致しています。



続いては、先ほどの測定アプリとは別のアプリ「AR Measure」を使っています。


インチ表示とメートル表示が併記されています。


48.6インチ(123cm)を苦もなく測ることができました。


絵の角に始点を設定し……


対角線の距離をすっと計測。


絵の対角線の長さは26.4インチ(67.1cm)でした。


続いては家具を測定。


まず高さを測定して……


続いて幅もその流れで測ります。


すると、高さと幅を同時に表示することができます。これはアナログのメジャーにはできない芸当。



マインクラフトをAR(拡張現実)内で遊ぶこともできます。


台所でいろいろクラフト中。


外に出れば、巨大建造物も作れます。



空中に文字を描くこともできます。



Space XのFalcon 9ロケットを自宅の庭に着陸させることもARなら可能です。


ちなみに、ニュースサイト・MacRumorsによればAppleがアイトラッキング技術を所有するドイツのSensoMotoric Instrumentsを買収したとのことで、今後、iOSでのAR機能がさらに強化されることが期待されます。

Apple Acquires German Eye Tracking Firm SensoMotoric Instruments - Mac Rumors
https://www.macrumors.com/2017/06/26/apple-acquires-sensomotoric-instruments/

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
Googleのリアルタイム空間認識技術「Tango」は一度に数百個の構造物の特徴を把握して「空間」そのものを記憶できる「Area Learning」機能を持つ - GIGAZINE

PC不要のVR・AR技術「Tango」を使ってGoogleはどんな未来を描いているのか? - GIGAZINE

人間レベルの空間認識を目指すGoogleの「Project Tango」を屋内ナビとして使用するとこうなる - GIGAZINE

in モバイル,   ソフトウェア,   動画, Posted by logc_nt

You can read the machine translated English article here.