「回らない寿司」で70分食べ放題をやっている「すし処 新田中」で寿司を堪能してきた
回転寿司チェーン「かっぱ寿司」が2017年6月13日(火)から7月14日(金)までの平日14時~17時限定で、一部店舗で70分食べ放題を実施しています。実施店舗が20店舗と少ないためか、平日限定にも関わらず人が集まっていて、駐車場で行列ができるケースも報告されています。
できれば並ばずに食べたいがたまには寿司を食べたい……という気分になって、ふと思い出したのが「回らない寿司」で食べ放題をやっている「すし処 新田中」。行こう行こうと思いつつ足を運ぶ機会がなかったので、これを機に寿司を満喫しに行ってきました。
【都立大学駅】新鮮なネタの絶品寿司を堪能できるすし処 新田中
http://www.localplace.jp/t100307671/
場所は都立大学駅から徒歩5分ちょっとのところ。東急バス「中根小学校」バス停からだともうちょっと近いのですが、バスの本数が少ないのが難点です。
お店の外観はこんな感じ。隣の「むさしや酒店」が目印になるかも。
お店の外に置かれていたお品書き。「値段を気にせず寿司屋に来て欲しい」という考えから、ランチから閉店まで食べ放題の提供を行っています。すでに、食べ放題を続けて10年だとのこと。なお、食べ放題は男性3800円・女性3600円・子ども1800円(いずれも税別)。
中に入るとL字の白木のカウンターが待っています。座席は14席。行くタイミングが決まっている人は事前に予約しておいた方が無難です。
寿司のおしながき。「人気十選」「定番にぎり」「野菜にぎり」「軍かん」と大きく分かれていて……
裏の「旬彩」「江戸前の技」「巻物」へと続きます。
席に着くと食べ放題か確認されるので、食べ放題をお願いしました。まずは「鮪赤身」からスタートで、以降はお好みで注文していきます。なお、基本はワサビ入りなので、ワサビ抜きがいい人は食べ放題を注文する時点で伝えましょう。
「中とろ」。この見た目の通り、舌の上でとろけますが、脂っこさはありません。シャリはふわっと優しく握られていて、酢の風味は柔らかく、ごはんとしての存在を主張せずにネタをおいしく食べるためのフォローをしてくれています。注文は複数組のお客さんがいる場合、大将が順番に聞いていくような形。注文は1組2貫ずつでした。
穴子は「生穴子」と「煮穴子」があります。生穴子はぷりっとした弾力で味わいはあっさりとしていて、煮穴子のイメージで食べるとちょっとびっくりします。一方の煮穴子は塩とタレの2種類がありますが、いずれもふわっとほぐれる身が特徴的。スーパーのパック寿司や回転寿司の穴子とは似ても似つかぬ品で、むしろ比べることが失礼なほど。
この日のオススメだった「勘八(カンパチ)」と「真鯛(マダイ)」。日本酒に合うこと間違いなしの味でしたが、仕事が残っていたため、泣く泣くノンアルコールビールを飲んでいます。
塩で食べる「エンガワ」と「黒ムツ」。コレもオススメから選びました。お品書きによればヒラメのエンガワは別料金(400円)とのことなので、カレイのエンガワだと思いますが、このコリコリした食感と豊かな風味には「これまで食べてきたエンガワとは何だったのか?」と思わされることに。
中盤で、エビの頭が2つはいった汁物が出されました。エビみそなどから出た風味が濃厚。
続いては「鰯(イワシ)」と「かき」。イワシとは生姜がよく合います。かきはとろっとした食感がたまりませんが、これもまた日本酒が欲しくなるところ……。
ぷりっと新鮮な「しまあじ」
甘さすら感じる濃厚な「白子」
「九絵(クエ)」と「イカ三種」。クエは鍋にするイメージがありましたが、寿司でも上品な味わいに。決して味自体は強くありませんが心地よい風味は飽きがきません。イカは上からアオリイカ、スミイカ、シロイカで、それぞれに味の違いを楽しめます。
「鯒(コチ)」と「ホタテ貝」。ホタテ貝はこれまでに食べたホタテ貝とは食感も風味も別物で感激するレベル。
あがり(お茶)とフルーツが出てきたらそろそろ食べ放題の時間が終了するという合図です。
最後は「赤貝」と「イクラ」を食べて終了。
お酒こそ飲まなかったものの、2人で飲み食いしてこの寿司が1万円に収まるというのは衝撃的。もうちょっとお酒を飲んだとしても2万円は行かないはずです。「満腹感より満足度」を掲げるとおり、寿司1つ1つのサイズはやや小ぶりなので「もう食べられない」というぐらい満腹になることはないはずですが、味は別格で、1つ口に運ぶたびに「寿司ってこんなにもおいしいものだったのか」と目から鱗が落ちる気がしました。ぜひ、予定に余裕を持って、寿司とお酒を心ゆくまで楽しんでください。
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