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世界3大レースの1つ「インディ500」で佐藤琢磨が日本人ドライバーとして初優勝


自動車の世界3大レース「モナコGP」「ル・マン24時間レース」「インディ500」のうち、これまでに日本人ドライバーが優勝したことがあるのは「ル・マン24時間レース」だけでしたが、現地時間2017年5月28日(日)に開催された第101回の「インディ500」で佐藤琢磨が初勝利を収めました。佐藤は2010年からインディカー・シリーズに参戦していて、これが2勝目です。

Sato wins 101st Indianapolis 500
http://www.indycar.com/News/2017/05/05-28-Indy-500-early-recap


Takuma Sato wins Indy 500 2017 – as it happened | Sport | The Guardian
https://www.theguardian.com/sport/live/2017/may/28/indy-500-2017-live

「インディ500」(インディ500マイルレース)はオープンホイールのフォーミュラカーで行われる「インディカー・シリーズ」の看板レースで、初開催は1911年と世界3大レースの中でも最も歴史が古く、北米では特に高い人気を誇ります。


日程は同じく世界3大レースの1つであるF1のモナコGPと重なることがあるのですが、今年はそのスケジュールの中から現役F1ドライバーのフェルナンド・アロンソがモナコGPを欠場してインディ500に参戦することを発表し、話題を呼んでいました。

アロンソがモナコGPを欠場しインディ500電撃参戦! マクラーレン、ホンダ、アンドレッティがトリオ
https://www.as-web.jp/f1/108429?all

レースは現地時間の28日12時27分にスタート。


レース序盤は2013年の優勝者トニー・カナーンが引っ張る展開。カナーンがピットインしてからはエド・カーペンターが先頭に立ち、アロンソも先頭争いに加わります。55周経過時点ではアロンソ、アレクサンダー・ロッシ、佐藤琢磨が集団をリード。

レースが半分を過ぎる100周目になると、2001年・2002年・2009年と3度優勝しているエリオ・カストロネベスが先頭に。このあとカストロネベス、アロンソ、カナーン、ロッシ、ライアン・ハンター=レイらが上位で競いますが、ハンター=レイは137周目に脱落。

善戦したアロンソは180周目にエンジントラブルが発生しリタイア。


幾度かのクラッシュを乗り越え、残り10周で先頭に立っていたのはマックス・チルトンでしたが、カストロネベスが再びトップを奪還。しかし195周目に佐藤琢磨が先頭に立ち……


そのまま逃げ切って優勝しました。


歓声に包まれる中、マシンから降りてくる佐藤琢磨。

インディ500 結果:佐藤琢磨が優勝!日本人初の快挙! - YouTube


佐藤琢磨は2002年から2008年までF1に参戦したあと、2010年からインディカー・シリーズに参戦。2013年に初勝利を挙げていて、このインディ500が2勝目。インディ500を日本人ドライバーが制するのは初のことです。

ちなみに世界3大レースのくくりで見ると、モナコGPを制した日本人ドライバーはまだおらず、2011年に小林可夢偉が5位に入ったのが最高位。ル・マン24時間レースだと、1995年に関谷正徳が、2004年に荒聖治が、それぞれ優勝しています。

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in メモ,   乗り物,   動画, Posted by logc_nt

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