Microsoft EdgeはCreators Updateによってさらに消費電力が低下、Chromeと比べて30%以上省エネ
Windows 10の大型アップデート「Creators Update」では、ウェブブラウザのMicrosoft Edgeにもいろいろな改良が施されました。もともと「消費電力が少ない」という特徴があったのですが、改良によってChromeやFirefoxとの差がさらに広がったことがMicrosoft公式ムービーで報告されています。
Browser efficiency comparison - Fullscreen Vimeo
https://microsoftedge.github.io/videotest/2017-04/VimeoMethodology.html
Microsoft Edge Experiment: Battery Life | Windows 10 Creators Update Edition - YouTube
テストでは3つのSurface Bookが用意され、それぞれMozilla Firefox 52、Microsoft Edge 40、Google Chrome 57で同じ映像をストリーミング再生しています。
ノートPCは同じタイミングでバッテリー駆動に入っています。
7時間を目前に、Firefoxを起動していたSurfaceにバッテリー残量警告が。
そして7時間を過ぎたところで画面が暗転。
そこからさらに約2時間後、今度はChromeを起動していたSurfaceにバッテリー残量警告が表示されました。
こちらも約20分後にシャットダウン。
なおもEdgeでは動画の再生が続き……
バッテリーは12時間31分8秒持ちました。「端末やテスト条件によって結果は変わることがある」とのことですが、このケースではEdgeを使ったPCのバッテリー駆動時間はFirefoxに比べて約5時間20分(77%)、Chromeに比べて約3時間10分(33%)長かったということになりました。
ちなみに、同様に3つのウェブブラウザを使用したときのCPU・GPU・Wi-Fiアンテナの平均電力消費を計測したところ、EdgeはChrome 57に比べて31%、Firefox 52に比べて44%、省エネだったとのこと。
Browser efficiency comparison - Webdriver
https://microsoftedge.github.io/videotest/2017-04/WebdriverMethodology.html
消費電力をグラフで示したもの。低い方が低消費なのでよいということで、EdgeのCPU・GPU・Wi-Fi消費電力はChromeのCPU消費電力に相当する低さであることがわかります。
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