ありえないボリュームのクリームがサンドされた生どら焼きが食べられる「朧八瑞雲堂」に行ってきた
具材がたっぷり挟まれたハンバーガーかと思うくらいに分厚いクリームが挟まれた生銅鑼焼(生どら焼き)を食べられる和菓子屋が「朧八瑞雲堂(おぼろやずいうんどう)」です。朝の9時にオープンしてわずか1時間でその日の分の生どら焼きが売り切れてしまうとのことで、それほどまでに人々を魅了する生どら焼きとは「一体どんな味なのか?」と気になったので、実際に購入して食べてみました。
朧八瑞雲堂は京都市内の北山通りよりもさらに北側にあります。最寄り駅は北大路駅ですが距離は1km以上離れているのですが、市バス下竹殿町停からは徒歩1分の距離にあります。
「開店から1時間で売り切れる」ということだったので、9時前に朧八瑞雲堂へやってきました。
9時になると店員さんが出てきて開店準備を始めます。
のれんがかけられたら行列の先頭からひとりずつ店内に入って和菓子を購入していきます。なお、店内はカメラでの撮影が禁止されていたので写真は撮れませんでした。
というわけで生どら焼きの購入に成功。
お店の外に出ると6組ほどのお客さんが入店を待っていました。
購入した生どら焼きがコレ。
横から見るとそのサイズがよく分かります。生どら焼きは税込340円で、当日販売していたのは抹茶・イチゴ・黒ごま・小倉の4つの味で、写真はイチゴ味。
袋から出してみるとこんな感じ。噂に違わぬ分厚さで、「本当にこれを食べられるのだろうか?」と心配になるレベル。
さっそく食べようとしたのですが、生どら焼きは分厚すぎて一口ではクリームをサンドする上下の皮を同時に食べることすらできませんでした。クリームがたっぷりなので洋風な味わいかと思いきや、食べてみるとあずきとクリームのバランスが絶妙でクリームが強すぎることもなく、かといってクリームの存在が希薄すぎるということもない、絶妙な味わい。クリームは空気をたくさん含んだ軽めの味わいかと思いきや、軽すぎない独特のまったりとした食感です。
パッと見は入ってないように見えますが、どら焼きの皮とクリームの間にしっかりあずきがサンドされています。
クリームにはイチゴの粒が混ぜられています。かといってイチゴの味わいが強いというわけではなく、見た目はあずきとクリームの比率が1:5くらいですが、味わいとしてはとにかく釣り合いがとれており絶妙です。
他にも、これは抹茶。抹茶クリームの中にあずきが混ぜられているのがわかります。
抹茶クリームとどら焼きの皮の間にもあずき。実際に食べてみると、こちらもあずきの甘さと抹茶の豊かな香りのバランスが絶妙で、甘過ぎないクリームとどら焼きの皮の相性も抜群。クリームを食べると抹茶の香りが口の中にぶわっと広がり、とにかくぜいたくな味わいです。
こちらは黒ごま。クリームの色はグレーで、中には細かな黒色の粒が混ざっているのがわかります。
実際に食べてみると黒ごまの強い香りがガツンと口の中に広がり、イチゴと抹茶の「バランスの良さ」とは違った強いインパクトを感じられます。イチゴや抹茶よりも甘さ控えめで、大人向けなどら焼きに仕上がっています。
たっぷりのクリームを独り占めするかのようにむさぼり尽くすことができるので、クリーム好きにはたまらないどら焼きになっています。なお、朧八瑞雲堂の営業時間は9時から19時。定休日は火曜日なので注意が必要です。
・関連記事
12倍の大きさの「森幸四郎1kgどら焼き」など大丸東京店1周年記念びっくりビッグサイズお菓子試食レビュー - GIGAZINE
毎月3日間だけ限定で販売される笹屋伊織の「どら焼き」を食べてみました - GIGAZINE
江戸時代からの知立名物和菓子「あんまき」試食レビュー - GIGAZINE
青い星空のように美麗な和菓子「天の川」を食べてみました - GIGAZINE
ぱんだ・ぶた・かっぱなど生き物をかわいすぎる和菓子にした「どうぶつえん&すいぞくかん」を食べてみた - GIGAZINE
・関連コンテンツ