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イギリス中のすべてのパブを一筆書きでたどっていく恐るべきツアーコース


日本で言うところの居酒屋に当たるイギリスのパブは、ただ単にお酒を飲むという場所ではなく、地域のコミュニケーションの場として重要な役割を持っていて、都会から離れた田舎にも複数のパブが存在します。そんなイギリス中にあるパブ全てを一筆書きで、かつ、最も短いルートでたどるコースが作成されました。

UK Pubs Traveling Salesman Problem
http://www.math.uwaterloo.ca/tsp/pubs/

カナダにあるウォータールー大学数学科の調査チームは、複数の場所一度ずつ巡って、そのルートの最短経路を求める問題「巡回セールスマン問題」を解く手法の1つであるConcordeLKHを使って、Pubs Galoreというイギリスのパブを紹介するウェブサイトに登録されている2万4727件ものパブを巡る最短経路を計算。そして最短経路を記したマップを公開しました。

調査チームが公開したルートがコレ。青い色のルートはグレートブリテン島だけではなく、北アイルランドやマン島といった海を挟んだ場所をも網羅しています。


Googleマップで全てのパブを表示すると地図が見えないくらいのパブがあることがわかります。以下の画像をクリックすると、インタラクティブマップが表示されるので、自由に拡大縮小してルートを確認可能です。


マーカーを表示させたままロンドン周辺を見るとルートが見えませんが……


マーカーをオフにするとルートを確認可能。なお、このルートはイギリスにあるどのパブから出発しても最短ルートになるように作られているとのこと。


人口約8万人のマン島にはパブが少なめ。ロンドンのような大都市はいかにパブの多い場所かがよくわかります。


調査チームが導き出したイギリス中のパブを巡る最短ルートのよりは約4万5000km。地球一周が約4万kmなので、イギリス中のパブを巡る最短ルートは地球1周と8分の1くらい。イギリスの文化を知る上でパブを巡るというのは良いアイデアに思えますが、実際に挑戦すると想像するのも恐ろしい時間がかかる上に、1件で1杯ビールを飲むとしても、2万4727杯飲むことになります。

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in メモ,   ソフトウェア, Posted by darkhorse_log

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