誰しもが一度は見たことがある、あの中華料理の「四角い箱」の歴史


アメリカの映画やドラマを見ていると、中華料理のお持ち帰り用の箱が登場することがあります。日本ではあまり見かけないこの箱は、アメリカでは中華料理のテイクアウト容器としてポピュラーなもの。では一体どうしてアメリカで四角いテイクアウト容器が人気を得たのか、その歴史に迫ったムービー「The Truth About Your Chinese Takeout Box」が公開されています。

The Truth About Your Chinese Takeout Box - YouTube


アメリカの映画やドラマで見たことがある四角い容器。


これはアメリカのテイクアウト専門中華料理店で使われているテイクアウト用の容器です。


アメリカでは一般常識レベルで認知されているテイクアウト容器ですが、実はアメリカ以外の国では使用されていないとのこと。ただし、カナダに行ったことがある編集部員によると、カナダでも四角いテイクアウト容器が使われているそうです。


四角いテイクアウト容器は折り紙にインスパイアされて作られたとされています。


四角いテイクアウト容器の元になったとされるのが、1894年にシカゴ在住の投資家フレデリック・ウィークス・ウィルコックス氏が特許を取得した紙バケツです。


ウィルコックス氏が特許を取得した紙バケツは1枚の紙を折りたたんで作り、水が漏れないような設計になっていたのこと。


ウィルコックス氏が紙バケツの特許を取得したと同じ時期、カリフォルニアには大量の中国人移民が押し寄せていました。


カリフォルニアにやってきたほとんどの中国人移民の目的は、当時話題になっていたゴールドラッシュです。


ゴールドラッシュから時は飛んで第一次世界大戦後のカリフォルニア。当時は、世界の経済の中心が第一次世界大戦により疲弊していたヨーロッパからアメリカへと移り、アメリカは住宅建設ブームや大量消費の時代へ突入。カリフォルニアでは多くの人が郊外に引っ越し、これを引き金にして、ゴールドラッシュ後にカリフォルニアに住みついた中国人による中華料理のテイクアウト専門店が郊外に多数登場しました。


最初は真っ白な容器が使用されていましたが……


1970年代に1人のグラフィックデザイナーが仏塔を描き、「Thank you」とプリントしたテイクアウト容器を開発。


中華料理というのが一目でわかる容器の登場を契機にして、四角いテイクアウト容器はアメリカ全土へと広がっていきました。なお、中華料理の本場である中国では四角いテイクアウト容器は使われていないそうです。


なお、日本ではダイソーが四角い箱を取り扱っている模様です。

・関連記事
バーベキュー用コンロを掃除するための専用ブラシは危険 - GIGAZINE

マクドナルドのチキンナゲットはこうやって作られている、製造工場を直撃したムービーが公開中 - GIGAZINE

砂糖へのマイナスイメージを握りつぶすため製糖業界が科学者を買収していたことが明らかに - GIGAZINE

食べ物を落としてもすぐに食べればOKな「5秒ルール」に科学的根拠はあるのか? - GIGAZINE

127日間もウイスキーで熟成させた超熟成ステーキ - GIGAZINE

in 動画,   , Posted by darkhorse_log