レビュー

Oculus Riftで本当に戦闘機のコックピットにいる感覚で宇宙空間を縦横無尽に飛び回る「EVE: Valkyrie」レビュー


Oculus Riftゲーム「EVE: Valkyrie」は、SF映画に出てくるような宇宙用戦闘機のパイロットになり、没入感抜群の宇宙戦争を仮想現実で体験できるマルチプレイ対応のシューティングゲーム。高スペックPCを必要とするOculus Riftの性能を活かした最高レベルのグラフィックで宇宙を自由に飛び回ることができ、本当にコックピットにいるような感覚を味わうことができます。Oculus Rift購入時に定価5990円のEVE: Valkyrieのクーポンコードが付いていたので、実際に無料でゲットしてプレイしてみました。

EVE: Valkyrie - Welcome to the next life
https://www.evevalkyrie.com/

EVE: Valkyrie | Oculus
https://www2.oculus.com/experiences/rift/775907692521284/

EVE: Valkyrieの操作はOculus Riftの視点移動と、Xbox Oneコントローラーを使って行います。どのように戦闘機を操作するのかは、ゲームを開始するとスタートするチュートリアルを見るとよくわかります。

「EVE: Valkyrie」のチュートリアルはこんな感じ - YouTube


チュートリアルを開始すると、プレイヤーが戦闘機のコックピットに座ってハンドルを握っています。


しばらくすると戦闘機が宇宙空間へ射出されました。戦闘機は何も押していなくても自動的に前に進んでいきます。


画面中央にXbox Oneコントローラーが表示されており、押すべきボタンが赤色で示されています。左スティックで進路を変えることが可能。


チュートリアルでは緑色のボックスを通過していくよう指示されます。コントローラーのAボタンを押すと戦闘機が加速します。


Bボタンを押せば減速でき、押し続けるとその場で停止することも可能。


右トリガー(右手中指のボタン)でガトリング砲を撃ち出します。押し続けている間は弾丸が発射されますが、一定時間でオーバーヒートして発射不能になります。少し時間を空けると撃てるようになりますが、必要な時だけ撃つようにすることでオーバーヒートを回避できます。


画面中央に浮いている黄色い照準に向けて弾丸が発射されるので、黄色い枠の中に敵を入れて右トリガーを押すことで敵機にダメージを与えられます。照準は真ん中に固定されているので、左スティックで機体の向きを変えて敵機を追跡する感じ。


左トリガー(左手中指のボタン)を押している間はミサイルの照準が表示されます。ミサイルの照準はOculus Riftの動きに対応しているので、ミサイルを当てたい敵機を目線で追えばOK。


ミサイルの照準を敵機に合わせるとミサイルのロックオンできます。ロックオンに成功すると照準に丸い点がついていき、最大5発までミサイルのロックオンが可能。


ロックオンした状態で左トリガーを離すと、追尾型ミサイルが敵機に向けて飛んでいきます。基本的な操作はこんな感じで、ゲームを進めていくと性能や装備の異なる戦闘機をゲットできるようになっています。


なお、ゲームを開始するとプレイヤーは基地のようなところに座っており、プレイヤーの体はOculus Riftの動きに合わせて傾いたり動いたりするので、本当に自分の体が仮想現実にあるような感覚になります。周りを見渡すと各種メニューが表示されており、目線を動かしてメニューを選び、Aボタンで選んでいるメニューを開くことができます。


この部屋では機体のカスタマイズや、バトルの場所などを選ぶことができます。「CHRONICLES(SINGLE PLAYER)」を押すとシングルプレイを行う惑星を選ぶことができ……


インターネットを通じてほかのプレイヤーと対戦するマルチプレイも用意されています。


シングルプレイは「NOVICE(初心者)モード」と……


「SURVIVAL(上級者向け)モード」のどちらかを選択できます。


実際にシングルプレイを行っている様子は、以下のムービーから見ることができます。

「EVE: Valkyrie」で宇宙空間の激しいシューティングバトル - YouTube


チュートリアルと同様に、コックピットからゲームがスタート。周囲にある機器類は細かいところまで作り込まれており、本当にコックピットにいるように感じるほど。キョロキョロ見渡すだけでも、初めてのプレイでは「すごい!SF映画の世界にいるみたい!」とワクワクしてしまいます。


というわけで機体が宇宙空間へ射出されました。ミッションは「敵機を撃破しながら3回のウェーブで生存すること」なのですが、あたり一面には大量のデブリが浮遊しているのみ。


敵機の居場所は赤い矢印で示されるので、矢印の方向に進んでいけばバトルを行えます。


なお、特定の機体をマークしたい場合は、照準を当てた状態で「Yボタン」を押すと、黄色い円がつきます。視界から消えてしまっても黄色い矢印で表示されるため、1機を追跡しながら撃墜可能になります。


敵機を撃墜すると「KILL」と表示されます。EVE: Valkyrieは360度どの方向でも飛んでいけるため、常にアクロバット飛行をしながら敵機を追跡するようなプレイスタイル。「LB ボタン」「RB ボタン」で機体を縦方向・横方向に傾けることができ、加速しながら機体を傾けると急旋回などの動きが可能です。ただし急旋回は景色がめまぐるしく変わるため、めちゃくちゃ酔いやすくなるのですが、敵機はかなり素早いので、うまく敵機を撃墜していくには激しいアクロバット飛行が不可欠。個人差もありますが、毎回すぐに気分が悪くなってしまい、10分以上プレイするのは不可能でした……。


EVE: Valkyrieは細部までこだわった美しいグラフィックにより、SF映画の中に紛れ込んだような感覚が楽しめるようになっています。「仮想現実の宇宙空間で自由に戦闘機を運転する」というプレイスタイルはある意味ではVRヘッドセットならではな一方で、激しい動きを要する操作システムはVRヘッドセットにはあまり向いていないように感じられました。今後さまざまなVRゲームが登場していくことになりますが、VRゲームに適した操作システムが洗練されていくことになりそうです。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
VRヘッドセット「Oculus Rift」のハードウェア&ソフトウェアのセットアップ手順まとめ - GIGAZINE

瞬殺で予約受付が終了した「PlayStation VR」の体験会で現実世界に別れを告げ仮想空間に旅立ってきました - GIGAZINE

VRに支配された恐るべき未来を描く「HYPER-REALITY」 - GIGAZINE

VRヘッドセットで実際にプレイされている人気ゲームは一体何なのか? - GIGAZINE

シリーズ最新作「バイオハザード 7」はVR対応タイトルに&最新トレイラー公開 - GIGAZINE

in レビュー,   動画,   ゲーム, Posted by darkhorse_log

You can read the machine translated English article here.