2016年06月13日 16時00分動画

次期MacBook Proではファンクションキーのかわりに有機ELディスプレイのタッチバーを搭載か

2016年中にも登場と見られている新型MacBook Proでは、これまで使われてきた物理的なファンクションキーが廃止され、かわりにOLED(有機EL)を使った「タッチバー」が搭載されるという予測が報じられています。この変更が現実だとすると従来よりも自由度の高いファンクションキーの使い方が可能になるとみられており、期待度の高さから予想CG画像なども公開される事態となっています。

2016 MacBook Pro May Include OLED Display Touch Bar and Touch ID - Mac Rumors
http://www.macrumors.com/2016/05/23/macbook-pro-2016-oled-display-touch-bar/

MacBook meets OLED - Martin Hajek
http://www.martinhajek.com/macbook-meets-oled/

Apple関連製品のアナリストとして有名なKGI証券のミンチー・クオ氏が、2016年第4四半期に登場する予定の新型MacBook Proはキーボード上部のファンクションキー部分を有機ELタッチバーに変更する、と予測しています。クオ氏の予測では、新型MacBook Proはタッチバー搭載の他、薄型・軽量化や指紋認証機能のTouch IDを採用する、とされています。

新型MacBook Proは薄型・軽量化＆指紋認証機能のTouch ID搭載で大幅アップグレードか - GIGAZINE

このクオ氏の予測を基に、Apple関連の予想CGを多く作成しているMartin Hajek氏が、タッチバーの使用イメージCGを公開しています。

タッチバーを搭載した新型MacBook Proはこんな感じ。一見これまでのMacBook Proと変わりないように見えますが、ファンクションキー部分は有機ELディスプレイになっています。

有機ELタッチバーの表示は、その時に使用しているアプリによって変化させることが可能になると見られています。たとえば、音楽ストリーミングサービスのSporifyを再生している際には曲名や再生ボタン、早戻し・早送りボタンなどを表示。

タッチバーの右側にはiPhoneのようなWi-Fiアイコンやバッテリー残量、時刻表示、検索ボタンと思われる虫眼鏡アイコンやメニューアイコンのようなものが表示されています。スマートフォンの表示に慣れた人にとっては、UIが統一されて便利さがアップすることになりそう。

データ転送中には、プログレスバーとしても利用が可能な様子。

従来通りのスタイルである「F○○」で表示することも可能。表示の自由度がアップすることで、ファンクションキーの使い方が大きく広がることになると思われます。

また、Touch IDによるアンロックにも対応すると予測されています。実際の使用時にはiPhoneとペアリングして使うことが前提となり、MacBook Proの近くにiPhoneがある状態でTouch IDで認証を行うと、MacBook Proのロックが解除されるという仕様になる模様。クオ氏は「これまでのAppleが行ってきたアップデートの中で、もっとも大きなものになる」と、従来にはない大きなアップデートが行われることを示唆しています。