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異性の相手と近づけそうで近づけない「フレンドゾーン」とは?

By Jonathan Potter

異性の相手との関係が友だち関係でもなく、かといって恋人関係でもなく、ましてや肉体関係などありえない、という宙ぶらりんな状態が存在するのは世界中どこでも同じようです。相手が自分に気があるのか、ヤキモキした気持ちで伝わらない気持ちを抱えながら日々を過ごすのは非常につらく、しかし人によっては「だが、それがいい」と思ってしまう場合もあるかもしれない複雑な状況は、アメリカでは「フレンドゾーン(Friend Zone)」と呼ばれています。

Casually Explained: The Friend Zone - YouTube


フレンドゾーンとは、以下のように相手に最も近い「ボーンゾーン(Bone Zone)」には入れず、1段階遠いところに位置するゾーンのこと。ちなみにボーンゾーンとは、Urban Dictionaryによると「セックスに発展することも可能なゾーン」のことを意味しており、逆にフレンドゾーンの外は可能性が完全にゼロの「ノーゾーン(No Zone)」。


「フレンドゾーン」をUrban Dictionaryで見てみると、「惹かれた女性に印象を与えられなかった結果として男性が到達する場所。ほとんどの場合は女性に『あなたっていいお友達ね』と言われてそのことに気づく。多くは長い苦悩の日々と、相手の女性が次々と恋人を変えていくという事実が付きもの」と、まるで他人事とは思えないほどリアルな説明が並んでいます。ここからすると、どうやら日本語の「友達以上・恋人未満」という発展途上を感じさせる前向きなものではなく、失意の心境に置かれているつらい状況を指す言葉である模様です。

Urban Dictionary: Friend Zone


男性をフレンドゾーンに位置づけている女性は、常に相手との距離を保ちます。男性側が勝手に「ゲーム・オブ・スローンゾーン(セクシーなシーンが多く登場するドラマ「ゲーム・オブ・スローン」を一緒に観ることができるゾーン)」を期待しているような場合でも、女性はその領域に入ってこようとはしません。


この食い違いが起こるのは、多くの場合は男性側が女性の「サイン」を都合良く勘違いしてしまうことに起因するとのこと。そのサインというのは「一緒に部屋にいること」「お互いにぼうっと見つめ合っている」「お互いが同時にウインクする」といった状況。


この勘違いは普段の生活でも起こることがあります。例えばコーヒーショップを訪れた時、カウンターにいたかわいい女性と楽しく会話が弾んだりすることがあります。


そんなとき、この店員さんがカップに自分の名前と一緒にハートマークを書いてくれることがあるでしょう。多くの場合、男性は「これはイケるのかも」と思ってしまうものですが……


実際には次に注文した男性のカップにも、同じように名前とハートが書かれていることもよくあります。このように、本当に好意が存在する場合と、単なる「フレンドゾーン」の見極めを誤ると、後になってつらい思いとなって自分に返ってくることもあります。


それでは、フレンドゾーンであるかどうかを見極めるためにはどうすればいいのでしょうか。ムービーでは、フレンドゾーンであることを理解するまでには5つのステージが存在するので、自分がどの段階にあるかを見極めればよいと解説されています。


最初のステージは「拒否」


これは相手から「拒否」されることではなく、「僕と彼女の関係はフレンドゾーンではないはずだ」と、事実から目を背けてしまう段階のこと。「彼女に限ってそんなはずは……」というのが、この段階に位置する模様。


次のステージが「怒り」。これは、自分が相手に対して抱く怒りの感情のこと。


「一緒にゲーム・オブ・スローンを観ることすらできないのかよ」と、理不尽な怒りを感じ、「ひょっとしてフレンドゾーン……?」と感じ始めるのがこの段階。相手にはその気がないのだから、怒っても仕方がありません。


3つめのステージが「バーゲニング(駆け引き)」


デートしようと積極的に働きかけるのがこのタイミングですが……


意にも介していない女性は、男性に別の男の写真を見せて「イケてるわ……」などと言ってたりしており、完全に脈なしの状況。それでも男性は反抗心からか、「でも全部白黒じゃん。どいつもすでに死んでると思われ」などと毒づいたりしています。


第4ステージは「絶望」


なぜ女性が自分にそんな写真を見せたのか、その理由が「僕がゲイだと思っている」と知り、暗い気持ちになるのがココ。


そして最後に到達する第5ステージが「受け入れる」の段階。


実際はそんなはずもないのに、彼女に合わせるかのように「ちょっといい男かも」などと思い始めるのが最後の段階というわけです。


しかし最も考えなければならないのは、「フレンドゾーンから脱却できるのか」という大きな問題。すると、ペンシルバニア州立大学の心理学者がこの問題について対応策を発表していたとのこと。


その内容によると、フレンドゾーンから抜け出す最初のステップは「魅力的になること」で、その次は……


と続くのかと思いきや、実際には「魅力的になること」だけがフレンドゾーンから脱却する唯一の方法である模様。元も子もないと感じてしまうアドバイスですが、結局のところ答えは一つと言うことなのかも。


そしてもう一つのアドバイスが「女性に聞いてみるべき」とのこと。もし女性が自分のことを恋愛対象と見てくれているとすれば喜ばしい結果となり、逆に「ノー」という答えでも、それはそれで結論が出たと認識することができるため。


人間には過去を振り返る力があるので、次にまたフレンドゾーンに陥るような状況が訪れた時でも、今度は単なる「フレンドゾーン」から「お互いにメリットを与え合えるフレンドゾーン」へと進むようにすればよい、とのことでした。

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in メモ,   動画, Posted by darkhorse_log

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