約350年前の絵画の中にiPhoneが描かれているのをAppleのティム・クックCEOが発見
by iphonedigital
古代エジプトの壁画に飛行機が描かれているなど、その時代や場所にそぐわないと考えられている物品をオーパーツと呼び、現代では「恐竜土偶」「ミッキーマウス壁画」といったオーパーツの数々が報告されています。絵画の中にも「ありえないはずのもの」が描かれていることがありますが、Appleのティム・クックCEOは中世の絵画の中にiPhoneを発見したことを明らかにしました。
Tim Cook discovers iPhone in painting from 1670
http://thenextweb.com/apple/2016/05/24/tim-cook-apparently-iphone-invented-1670/
テクノロジー系ニュースサイト・The Next Webの創設者であるBoris Veldhuijzen van Zanten氏が現地時間の2016年5月25日から行われているStartup Fest Europeに参加し、Appleのティム・クックCEOのインタビュー講演を聴いていたところ、クックCEOが非常にユニークな話題に触れたとのこと。
クックCEOはオランダの政治家・ネリー・クルース氏と共に壇上に上がっていたのですが、クルース氏は「ある時、ティムが走ってきて『こっちにきて見てください、絵画の中にiPhoneが描かれているんです』と私に言ったのです。彼が私の腕を取ってその場につれて行き、レンブラントの絵画を見せてくれたところ、その中の1人はiPhoneを握っているように見えました」と発言。その言葉を受けてクックCEOは「私はiPhoneがいつ発明されたかを知っていたつもりでしたが、今はもうわかりません」と語ったそうです。
クルース氏はiPhoneで撮影した「iPhoneの写った絵画の写真」を会場で見せたそうですが、画像は不鮮明でiPhoneが本当に描かれていたかは確認できませんでした。
そこでZantenさんは家に帰り、2人が訪れたアムステルダム国立美術館のウェブサイトにアクセスして「レンブラント」で検索。その結果、実に2304件ものレンブラント作品が検索結果にあがりました。192ページにも及ぶ検索結果をZantenさんが調べていくと、ついに会場で見た絵画を発見しました。
これがその時の画像。実は絵画はレンブラントのものではなく1670年に描かれたピーテル・デ・ホーホという画家のものでした。
以下が絵画を拡大したもの。画面右側に写っている人物はiPhoneを触っているようにも見えます。
しかし、この絵のタイトルは「Man Handing a Letter to a Woman in the Entrance Hall of a House」で、訳すと「エントランスホールで女性に手紙を手渡す男性」。つまり、画面右側に写っている人物はiPhoneではなくて手紙を持っているということがタイトルで説明されていたわけです。
Zanten氏は「このタイトルには間違っているところがあります。なぜならこの時代の男性はスカートやハイヒールを履かないし、手に持っているのは手紙ではなくてiPhoneなのだから」と語りました。
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