ハードウェア

起きないと電気ショックでたたき起こされる腕時計型デバイス「Pavlok Shock Clock」


「朝がどうしても起きられない」という人は、アラームが鳴るとスヌーズをかけてしまうことが多いはず。何度もスヌーズ機能を繰り返すと目覚めが悪くなり、眠気が残った不快な状態に陥ってしまうことが科学的にも判明しています。そんな目覚まし時計のスヌーズ機能に頼ることなく、電気ショックで寝坊の悪癖を改善できるPavlokの腕時計型デバイス「Shock Clock WakeUp Trainer」が登場しました。

Shock Clock WakeUp Trainer -Never Hit Snooze Again | Indiegogo
https://www.indiegogo.com/projects/shock-clock-wakeup-trainer-never-hit-snooze-again--2#/

PavlokのShock Clock WakeUp Trainerを使うとどのようにして起床できるのかは、以下のムービーを見るとわかります。

Indiegogo update April 20th, 2016 (Not the early bird) - YouTube


「ピピピ」と目覚まし時計からアラームが鳴り始めました。


男性は寝ぼけ眼。


そのまま目覚ましのボタンを押してアラームを停止してしまいました。


何度かスヌーズ機能でアラームが鳴り、ようやく起きられた男性ですが、目覚めはあまり良さそうに見えません。


そこで男性が目覚まし時計を捨て、Shock Clockをゲット。


男性が腕に着けているのがShock Clock。目覚ましをセットした時間になると、まずShock Clockのバイブレーションが作動し、ブルブル震えて起床を促します。


バイブレーションに気付かなかったら、「ピーピーピー」というビープ音が鳴り始めました。もしこれらの目覚まし機能でも起きられなかったら……


Shock Clockの雷マークが赤く点灯し、バリバリと電気ショックが腕に流されました。


突然の電撃に飛び起きる男性。これを毎日繰り返すことで、「早く起きなければ電気ショックを食らう」と学習するため、自然にパッチリ起きられるようになるわけです。


この男性は朝が弱く、これまでさまざまな目覚まし時計や目覚ましアプリを試してきたとのこと。いずれも結局はスヌーズ機能に頼ってしまい、いつも眠気を抱えた状態がストレスだったそうです。2か月間Shock Clockを使った後は、バイブレーションの時点で起きられるようになり、「朝起きる」というストレスからも解放されたとのこと。「以前の僕は夜型人間でしたが、今では朝型人間になりました」と話しています。


また、Shock Clockはモーションセンサーも内蔵しており、ユーザーの動きを検知することが可能。ただ単に電気ショックを与えるだけではなく、ベッドから出ないとスヌーズを解除できなくする「Snooze Lock」、もし起きなかったら指定した友人に連絡が行き、友人が電気ショックの発動権を獲得する「Accountability(説明責任)」、ユーザーの睡眠サイクルを分析してベストなタイミングで起こしてくれる「Sleep Cycle Analysis」といった機能も備えています。


内蔵のバッテリーはフル充電から3~5日間動作可能で、充電はMicro-USBから行います。


Shock Clockを開発したPavlokは、2014年にも電気ショックで悪い習慣を5日間で矯正する腕時計型デバイス「Pavlok」をIndiegogoから製品化しています。第1弾のPavlokは喫煙やSNSの長時間閲覧などの「悪い習慣」をアプリで設定すると、悪い習慣の動作を検知して電気ショックを流すというもの。Shock Clockは「目覚まし」のみに機能を絞ったもので仕組みは同じ。電気ショックでたたき起こされると思うと厳しそうですが、Shock Clockをしばらく使うことで、脳がバイブレーションの時点で起床するべきと学習するため、電気ショックを受ける前に自然に起床できるようになるとのことです。


Shock Clockの設定は専用のアプリで行うことができ、バイブレーション・ビープ音・電気ショック(Zap)の組み合わせを変更したり、各アラームの強さを0%~100%で調節したりすることが可能。


なお、Shock Clockの電気ショックがどれくらいの強度なのかは不明ですが、「Pavlok」をレビューした人のブログに、設定数値ごとの使用感が書かれています。Shock ClockとPavlokの電気ショックが全く同じかどうかはわかりませんが、ブログの中には電気ショックを受けている様子を映したムービーもあるので、参考になりそうです。

「pavlok」という早起き等に効果があるらしい電流デバイスを1週間使ってみた感想。 | 「個」を輝かせる新時代WEBマーケター・若山直樹公式ブログ

10%・・・静電気レベル。

20%~40%・・・ちょっと痛い静電気。急にきたら結構驚く。

50%~80%・・・そこそこ強烈な電気ショック。味噌汁を飲んでる最中にやられたら驚いて床に全てこぼすかもしれない。

90%~100%・・・強烈な電気ショック!痛い!初めてやったときはかなり驚いた。

慣れてくると最初より痛くは感じないが、何度もやっても軽い恐怖感を感じる。


Shock ClockはIndiegogoで製品化に向けて出資を募集中で、記事作成時点で目標出資額の約9000%もの出資が集まっています。「99ドル(約1万1000円)+送料」のプランに出資すると、Shock Clockをひとつゲットでき、リストバンドのカラーは以下の5色から選択可能で、2016年9月に発送予定です。「129ドル(約1万4000円)+送料」のプランだと、2016年5月~6月発送でShock Clockを早めに受け取ることも可能です。


なお、プロジェクトの締め切り日時は5月11日ごろとなっています。

Shock Clock WakeUp Trainer -Never Hit Snooze Again | Indiegogo
https://www.indiegogo.com/projects/shock-clock-wakeup-trainer-never-hit-snooze-again--2#/

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in モバイル,   ソフトウェア,   ハードウェア,   動画, Posted by darkhorse_log

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