MITの学生がつけている下着の色を統計的に解析するとこうなる
By allison
大学生が何色の下着を着けているのか、どんな色の下着が人気なのかを知る術は、まずありません。しかし、MITの女学生がある「自己申告」からデータを収集して、MITの学生が着用する下着の色を統計的に調べて発表しています。
An MIT Underwear Exposé (and Sorting Hat) | MIT Admissions
http://mitadmissions.org/blogs/entry/an-mit-underwear-expose
MITでは学生寮ごとにメーリングリストがあり、SNS全盛の今なお学生同士のコミュニケーションツールとして利用されています。このメーリングリストは同じ寮で生活する学生はもちろん、他の寮生や寮に住んでいないMITの学生も参加することができるそうです。古くから愛されているMITのメーリングリストですが、2009年にとある学生がメールの中身を見てもらおうと「このメールには私の今はいている下着の色が書かれています」と、本当に自己申告の下着の色を書いたという出来事があり、それ以来、学生が今はいている下着の色を書き記すという慣習ができたそうです。
このユニークな慣習を利用してMITの学生の下着の色の統計データを作ったのは、MITに通うリディア。リディアさんは下着の色の自己申告メール発祥の地であるBurton Connerという女子寮に住んでいるそうで、ある日、自身に届いたメールデータをPCにすべて保存して、自己申告の下着の色をデータとして収集しました。
もちろん下着の色は自己申告なので、メールを送信した相手が本当にその色の下着を着用していたかどうかは定かではありませんが、自己申告ルールの下でMITの学生が着用していた下着の色を円グラフで分類すると以下の様になるそうです。
Baker、MacGregon、Maseehという各学生寮に住むMIT大学生の、人気下着はこんな感じ。黒色の下着が多いBaker、青系の下着が主流のMacGregon、白色が支配的なMaseehという感じでそれぞれの寮のカラーが現れています。
その他の学生寮別の下着の色はこんな感じ。McCormickにはピカチュウのプリントのある下着を着用する学生がいる模様。
動物柄の下着は一定の支持があるようです。
ETはなぜか黄色一色。PBPにはnude(下着なし)の学生がいるようです。
男女別に見るとこんな感じ。MITの学生には青色と黒色が人気のようです。
これは曜日別の色を示したグラフです。
学年別のグラフ。1年生、2年生、3年生、4年生と学年が上がるに従ってなぜか青色が人気になる一方で、紫色の人気が下がる傾向にあるようです。
専攻別のグラフでは、Biological Engineering(生物工学)専攻には動物柄を好む学生がちらほら。
その他の専攻別グラフはこんな感じ。
電子工学・コンピューター科学の学生のグラフは細かく細分化されています。どうやら他人と違う個性的な下着を着用する模様。
なお、学生寮ごとの母数や……
人気の色の学生寮別の割合データも公開されています。
役に立つのか立たないのかよく分からない自己申告の下着カラーの統計情報ですが、リディアさんは、ベイズの定理を用いて「下着の色が紫である場合、あなたがSimmonsに住んでいる確率は20.67%」とはじき出すなど、統計情報それ自体を楽しんでいるようです。ちなみに、MIT学生の名誉とプライバシーのため、統計に用いたメールを収集した年については明かせない、とのことです。
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