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「HTML5.1」は2016年9月に勧告との予定、技術仕様はGitHubで広く公開

By Randall Benson

ウェブ技術の標準化を進めるW3CのWeb Platform Working Groupが、最新のHTML仕様となる「HTML5.1」を2016年9月に勧告する計画を発表しています。このバージョンでは、技術仕様の公開にGitHubが使用されており、従来よりも幅広い層からのアクセスが可能になっています。

Working on HTML5.1 | W3C Blog
https://www.w3.org/blog/2016/04/working-on-html5-1/

HTML5.1 begins to take shape on GitHub | InfoWorld
http://www.infoworld.com/article/3054659/html5/html51-begins-to-take-shape-on-github.html

Web Platform Working Groupは、2016年4月6日のブログで計画を発表。2014年10月に勧告されたHTML5の次バージョンとなるHTML5.1の策定作業を終えたW3C HTML Working Groupから引き継ぎ、勧告に向けた修正などを行っています。

9月の勧告に間に合わせるためには、最新のワーキング・ドラフト(草案)を基にした勧告候補(Candidate Recommendation)を6月半ばには公開する必要があります。この期間には数多くの変更点が加えられることになりますが、ワーキンググループは変更情報の共有を容易にするために、ソフトウェア開発プラットフォームのGithubで仕様文書を公開しています。

GitHub - w3c/html: Working Draft of the HTML specification
https://github.com/w3c/html


ワーキンググループは、GitHubを通じて文法上のミスや理解が難しい表記の改善などを提案して欲しいとしており、幅広い層からの声を集めたいという意向です。また、今後のHTMLの安定版(stable version)を1年に1度、W3Cの勧告として公開できるようなワークフローの策定を目指しているとのことです。

・つづき
W3Cが「HTML 5.1」を勧告として公開 - GIGAZINE

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in ソフトウェア,   ネットサービス, Posted by darkhorse_log

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