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無料でファイルサイズ制限なしにWebRTCでブラウザからファイルをP2Pで直接安全に転送できる「Bitf.ly」


ファイルを相手に送るのにクラウドストレージを利用する方法がありますが、サービスの登録が必要なことや不特定多数の人にファイルをダウンロードされる危険があるという問題もあり、1回限りのデータ送信のためには使い勝手が悪いものです。これに対して「Bitf.ly」なら登録不要でWebRTC対応ブラウザを使ってP2Pで相手に簡単にデータの送受信が可能。Bitf.lyはP2Pで直接データを送信できるだけでなく、WebRTCがデフォルトで暗号化されていることからデータを安全に送受信できます。データ制限もなく、PCやスマートフォンなどの端末も不問でファイルの送信が終わったらウェブブラウザを終了させるだけでOKという手軽さとのことなので、さっそく使ってみました。

Bitf.ly - secure peer-to-peer file transfer over WebRTC
https://bitf.ly/


「Bitf.ly」の使い方は極めて簡単。Google ChromeやFirefoxなどのWebRTCに対応したブラウザで上記Bitf.lyサイトにアクセスして、画面をクリックして送信したいファイルを指定するか、ファイルをドラッグ&ドロップで画面に放り込むだけ。


PCのChromeを使ってムービーファイルを画面にドラッグ&ドロップすると、「Sending」にファイルの名前、「Size」にファイル容量が表示され、その下に「https://bit.ly/#/英数字32文字」のURLが表示されました。この英数字32文字部分はファイル送信ごとにランダムに割り当てられる文字列で、ファイルを送りたい相手にこのURLを知らせるだけでファイルがP2Pで直接送信される仕組みです。


ファイル受信者は、ブラウザでURLにアクセスすると、Bitf.lyの画面が開きファイルのダウンロードがスタートします。なお、独自のURL文字列は128ビットキーで、キーデータの半分はP2PとWebRTCによる暗号化のためにBitf.ly側に送信されますが、残りの半分は送受信者に残されるため、Bitf.ly側からデータにアクセスできないようになっているのでファイルを安全にやりとりできます。


ファイルはP2Pで直接送信されます。受信側はダウンロードが完了したら、「Save file」をクリック。


あとはローカルにデータを保存すればOKです。


なお、ファイルの送信が完了したら、送信者は開いているBitf.lyタブを閉じるかブラウザを終了させれば割り当てられたURLは無効になるので、ファイルが再び送信されることはありません。また、メタデータを含めて一切のデータはBitf.lyサーバに残らない仕組みになっているとのこと。


ファイルの送受信は、送信側・受信側双方のブラウザがWebRTCに対応していれば、PC、スマートフォンを問わずブラウザからファイルを送受信できます。


スマートフォンでファイルを受信した場合でも、ファイルダウンロード後、画面の「Save file」をタップすると……


ローカル(Androidのデフォルト設定では「ダウンロード」)に保存されるので使い方はまったく同じです。


Bitf.lyはオープンソースプログラムで以下のページでコードが公開されています。

Bitf.ly · GitHub
https://github.com/bitfly-p2p/

Bitf.lyはまだベータ版ですが、WebRTCを使って暗号化された状態でP2Pで直接相手にファイルを送信でき使い方もシンプルなので、1度限りのファイル送受信の際に便利なサービスと言えそうです。

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in レビュー,   ウェブアプリ, Posted by darkhorse_log

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