恐竜が絶滅したように何度もあった地球上の「大量絶滅」


かつて地上で大繁栄した恐竜は約6600万年前に突如として絶滅しました。このとき絶滅したのは恐竜だけではなく翼竜、首長竜、アンモナイトなど、生物のうち70%にのぼったと言われます。地球上に訪れた、こうした「大量絶滅」は恐竜絶滅が初ではなく、それ以前にも何度か起きていて、また、次の大量絶滅が起きる可能性もあります。

When will the next mass extinction occur? - Borths, D'Emic, and Pritchard - YouTube


今から約6600万年前……


地球に大変なことが起きました。大規模な火山活動があったとも言われていますが……


よく知られているのは、マンハッタン島ぐらいの大きさの小惑星がユカタン半島に落下したということ。


これにより、環境が激変し世界にいた生物種の75%が絶滅しました。


このとき絶滅したのはアンモナイト、翼竜、恐竜、首長竜など。


しかし、こうして地球上から「絶滅」したのは、恐竜だけではありません。


過去にはドードーなど、いろいろな種の動物・植物がこの世から姿を消しており……


今現在も、絶滅の危機にある種がいくつもあります。


環境が変化すると、それまで隆盛を誇っていた種が衰え、新たに適応した種が繁栄することがあります。環境変化のサイクルが早い場合には、衰えて絶滅する種の数は大量になります。これが「大量絶滅」です。


地球の歴史はいくつもの時代に分かれていて、その中で恐竜は大量絶滅の例としてよく知られていますが、実は大量絶滅は何度か起きています。


例えば、約2億5200万年前……


地球は今のような姿ではなく、パンゲア大陸と呼ばれる大きな超大陸でした。


この超大陸の形成時、および分裂時には大量絶滅があったと考えられています。


特に、形成時には火山の活動が活発化し、大気中の二酸化炭素やメタンガスなどの温室効果ガスが地球表層を覆う温室効果が発生しました。


地球規模での環境変化の結果、海洋生物種のうち、95%以上が絶滅しました。陸地にいたは虫類にも多大なる影響を及ぼし、我々がよく知っている恐竜の台頭につながったとのこと。


パンゲア大陸の時代と同じくらい大規模の大量絶滅はものすごく大昔に発生しただけではありません。数百万年前には北半球で氷床が発達する、いわゆる氷河期という時代がありました。


地球上で劇的な環境変化が起こる中……


動物の中には環境の変化に順応していく種が現れます。


しかし、この時代に出てきたジャイアントハイエナなどはすでに絶滅しています。


一方で、それまで樹上で生活していた猿は……


一部が地上に降り立ち……


自分たちよりも大きな動物を狩るようになりますが、動物の中には人間と共生する形で生き残ってきた種もいます。


およそ15万年ほど前の話です。


ヒトは火や武器を手に入れ……


自分たちよりも大きな動物を狩るように。


しかし、現代の地球では、動植物との共生ではなくヒトによる一方的な環境破壊行為の方が目立ち始めました。


ヒトは環境の変化に順応しているのではなく、環境に変化を与えるようになったというわけです。


現代の地球で絶滅の危機に瀕している動物が絶滅してしまう確率は、過去と比べてもかなり高くなっているそうです。


しかし、ヒトは過去の大量絶滅を勉強することで、未来に起こりうる大量絶滅を防ぐこともできるのはず。


身の回りで起きている環境変化を他人事と思わずに、未来をきちんと考えていく必要がありそうです。

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