試食

ロイヤルホストの本気を垣間見る「京鴨とフォアグラのロッシーニ」など「京都・丹波・若狭 おいしさ味めぐり」試食レビュー


京鴨・丹波黒どり・若狭の甘鯛・九条ねぎなど、日本の伝統的な食材をロイヤルホストスタイルで提供する「京都・丹波・若狭 おいしさ味めぐり」が2016年1月26日(火)からスタートします。企画開発担当者やバイヤーが日本各地の生産者を訪ねて厳選したという食材を用いた「京鴨とフォアグラのロッシーニ"四重奏"」「若狭の甘鯛ごはん」「宇治抹茶のティラミス」などを、一足さきに食べてきました。

ロイヤルホスト 1月26日(火)から、Good JAPANシリーズ 第5弾「京都・丹波・若狭 おいしさ味めぐり」販売スタート
http://royalhost.jp/information/pdf/info_160106.pdf

ロイヤルホストに到着。


まずはプレゼンが行われるようで、プロジェクターの用意された部屋に案内されました。


ロイヤルホストのGood JAPANキャンペーンは今回が第5弾目。東日本大震災の後、「もっと日本のために何かできることはないのか?」ということで、日本のおいしいものをもっとお客さんに紹介する試みとして始まり、瀬戸内や北海道に続き、今回は京都・丹波・若狭に注目したものとなっています。


低迷状態に陥っていたロイヤルホストの売上げを1年で回復させたという代表取締役社長の矢崎精二さんによるプレゼン。ロイヤルホストのシェフは最初の1年間は現場に出ずに調理技術を学んでいくことなど、ロイヤルホストの本気が伝わる取り組みが説明されていきます。


ということで、プレゼンが終わり、いよいよ試食タイムへ。4人がけのテーブルに案内されました。


まず出てきたのは、「丹波黒どりの素揚げ~琴引の塩で~(税込626円)」


から揚げでなく「素揚げ」なので、皮がパリパリになっているのが見て取れます。


レモンと塩が添えられているので、レモンを搾り……


塩をつけて食べてみます。なお、塩は京都府の丹後半島にある琴弾浜の海水で作られた「琴引の塩」。精製された塩のようにサラサラしているのではなく、粒が大きい粗塩です。


食べてみると、素揚げされているので、皮や身の表面はサクサク&ぱりぱり。安いから揚げにあるような「むにゅ」っとした食感ではなく驚くほど「プリッ」としていて、かむと肉汁がじゅわりと口の中に広がります。歯ごたえもかなりあり、かむごとに旨みが感じられるのですが、鶏臭さは一切なし。塩とレモンだけで味が成り立つくらいに鶏の味がしっかりしていて、衣がない分、後味はさっぱりしています。


実際に料理に使われている素材を見せてもらいました。


フォアグラはハンガリー産。


人の拳より大きそうな丸いものはかぶではなく、マッシュルーム。これは2015年6月に販売された岡山県産ジャンボマッシュルームと国産牛のカレーにも入っていたもの。


左が丹波の黒どり、右が京鴨となっています。


そして、これらの食材が使われたのメイン料理が「京鴨とフォアグラのロッシーニ"四重奏"(税込2246円)」


お皿には鴨をソテーした後の脂でソテーされた九条ネギや……


ニンジンのマリネが添えられています。


お皿の中央ではフォアグラ・京鴨・ジャンボマッシュルーム・マッシュポテトが4層になっており、「ここは本当にファミレスなの……?」と思ってしまいそうな見た目です。


鴨はミディアムレアにローストされており、柔らかでジューシーな肉質。京鴨はふ化から成鳥まで良好な日当たりと風通しのいい健康的な環境で野放しのような感じで育てられるため、ストレスが少なく深みのある味になるそうです。


ハンガリー産だというフォアグラと一緒に食べてみます。フォアグラは外側がカリッと焼かれており、濃厚な味わいが柔らかな鴨肉と相まって「おいしい……」としかつぶやけないような仕上がりに。ソースはフォアグラの入ったペリグーというソースとなっています。


さらにジャンボマッシュルームや……


ニンニク・バター・牛乳が入ったマッシュポテトが層になっており、一緒に食べると「四重奏」という言葉が示すものが分かるようになっていました。


トロトロで甘みのある九条ネギと鴨肉という鉄板の組み合わせも楽しめます。


ニンジンは柑橘系のドレッシングであえられていて、酸味はさほど強くなく、いい感じに口の中をサッパリさせられました。


続いて、「若狭の甘鯛ごはん(税込み1080円)」。ちりめん山椒の混ぜ込まれたご飯の上に若狭でとられた甘鯛の素揚げが載っています。


ごはんは九条ネギの甘さや香ばしさがしっかりついており、非常に香りがよく、「まぜご飯」というよりは「炊き込みごはん」っぽいリッチさがあります。ネギの風味が強いので、「山椒ごはん」とはまた違う感じで、「ほんのりゆずの香りがするご飯」とのことでしたが、訪れた人の中には「必死で探したんですけど、ゆずの存在は行方不明ですね」とコメントする人も。香りはそこまで強くありませんが、山椒&ゆずのおかげか、後味はとてもサッパリとしていました。


甘鯛は素揚げにされているので鱗がサクサクで、身はほろりとやわらか。ご飯と混ぜて食べるとまた違った味が楽しめます。


デザートは「宇治抹茶のティラミス(税込702円)」。ホットコーヒーと一緒に提供されました。


ティラミスというと、ココアとマスカルポーネチーズを合わせたものですが、今回は宇治抹茶のシロップ・抹茶パウダー・マスカルポーネチーズなどを合わせた、緑色のティラミスです。


表面には黒蜜がたっぷりかけられています。


スポンジには宇治抹茶のシロップが染みこませてあり、マスカルポーネチーズとの間には粒あんが挟まれています。ほどよい苦みと甘さで、和と洋の甘味が見事にマッチしていました。


丹波の黒豆は、隣で食べていた女性が「信じられないほどおいしい」とつぶやいていたのが印象的でした。デザートはものによっては「コーヒーがないと食べられない」ということがありますが、宇治抹茶のティラミスは甘すぎず、あっさりすぎず、コーヒーがなくとも食べられる仕上がりとなっていました。


なお、「京都・丹波・若狭 おいしさ味めぐり」は2016年1月26日(火)からで、3月上旬までのキャンペーンとなっています。

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in 試食, Posted by darkhorse_log

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