自律飛行可能なドローンを低価格で開発できる「Snapdragon Flight」を使用した次世代ドローンのデモムービー

Qualcommは2015年にドローンの開発者向けに高性能SoCを搭載したボード「Snapdragon Flight」を発表していましたが、現地時間の2016年1月6日に開幕するコンシューマ・エレクトロニクスショー「CES 2016」に合わせてSnapdragon Flightを活用したドローンのデモムービーを公開しました。
Snapdragon Flight : Qualcomm s'attaque au marché des drones
http://www.begeek.fr/snapdragon-flight-qualcomm-sattaque-marche-drones-190099
自動飛行モードで複雑に飛行できる次世代ドローンの姿は以下のムービーで確認できます。
Snapdragon Flight at CES 2016 - Sneak Peek - YouTube

Snapdragon FlightはSoCにSnapdragon 801を搭載しています。

デモ機の操縦はタブレットで行う模様。

ドローンがA地点を飛び立ちました。

Snapdragon Flightを使ったドローンは4Kムービーの撮影に対応。

さらに深度測定用のステレオカメラや映像を解析して移動量を測定するオプティカルフローカメラで周囲の様子を立体的に把握できます。

底面に備わるカメラで物体を検知して、正確な距離を測定可能。高性能SoCを搭載したSnapdragon Flightならば膨大な情報をリアルタイムで処理できるというわけです。

飛行しながら……

周囲の様子を3Dデータに変換。

障害物に衝突することなく目的地点まで自動飛行可能です。

自律飛行モードでも高性能SoCの威力は発揮されます。

前方の障害物をリアルタイムに判断して……

ひょいひょいと障害物をかわしながら飛行可能です。

Qualcommによると高性能SoCを搭載するSnapdragon Flightを使えば、45分から60分までと飛行時間を大幅に延ばしつつ、4Kムービー撮影可能なドローンのコストを300ドル(約3万6000円)から400ドル(約4万8000円)程度にまで抑えられるとのこと。Snapdragon Flightの詳細についてはCES 2016で発表される予定です。

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