「魔法少女まどか☆マギカ」「化物語」を作ったシャフトの40周年記念展示「MADOGATARI展」大阪会場の様子はこんな感じ


魔法少女まどか☆マギカ」「〈物語〉シリーズ」「ひだまりスケッチ」「さよなら絶望先生」などのアニメーション制作で知られるシャフトの40周年を記念した展示イベント「MADOGATARI展」大阪展が12月22日(火)から12月27日(日)まで大阪・ハービスホールで開催されます。

今回、開催直前の内覧会で展示を見せてもらうことができたのですが、東京展とはちょっと異なる内容になっていて、初めて行く人はもちろん、東京展を見たという人も改めて楽しめる内容となっていました。

MADOGATARI展[SHAFT 40th ANNIVERSARY]
http://www.madogatari.jp/

会場であるハービスホールはここ、JR大阪駅や地下鉄・阪急・阪神の梅田駅から地下街をひたすら西へと歩いて行けばOK。ハービスホールという表示が見当たらない場合は「ザ・リッツ・カールトン大阪」を目指せばたどり着きます。


残り50mまで近づくとキービジュアルを使った案内板が出ていました。


そして見えてきたのは、地下道の南側(写真左手側)の壁沿いにできた行列。写真左手の通路がハービスホールにつながっています。


行列最後尾から先頭方向を振り返るとこんな感じ。


地上でいうと、道路を1つ渡った次のブロックにある公園の下まで到達しそうな勢いでした。ちなみに、このイベントは入場時間指定制で、22日のチケットはすでに完売済みでした。


改めて、会場内へ。


まず入場者を迎えるのはマナームービーです。


会場内は撮影&飲食が禁止なので、それを周知するためのもの。


これが、ちょっとレトロなゲームを思わせるグラフィックで、まどマギ&物語シリーズのキャラクターたちが次々と登場します。


入口からこのムービーに足を止めてしまうこと請け合い。


「ルールはしっかり守ってくれたら嬉しいかな」ということで、ここからは展示を見ることに集中しましょう。


続いてはシャフトキャラクター・ウェルカムトンネルが待ち構えます。左右の壁に、シャフト歴代作品のヒロインたちがびっちり。


トンネルを抜けるとシンボルゾーン。ここは会場別のキービジュアルが出迎えてくれるゾーンで、まずは「魔法少女まどか☆マギカ」から美樹さやか&佐倉杏子、「〈物語〉シリーズ」から八九寺真宵&神原駿河、「ef - a tale of memories.」から雨宮優子、「まりあ†ほりっく」祇堂鞠也。さやかや駿河は額縁からはみ出してしまっています。


さらに、「夏のあらし!」嵐山小夜子、「それでも町は廻っている」嵐山歩鳥&ジョセフィーヌ、「ニセコイ」桐崎千棘。ビジュアルは会場によって異なるので、この組み合わせが見られるのは大阪会場だけ。


作品別ゾーン、まずは「〈物語〉シリーズ」ゾーン。いきなりキャラクターたちと目が合いますが……


ここは16面ディスプレイで作品の映像を見せてくれます。この状態ではディスプレイは2つずつ8組のペアになっていて、絵コンテと実映像を見比べられるようになっています。


「同期」という表示があるように、映像はバラバラに流れているのではなく、きっちりと同期して再生されています。


そのため、16面ディスプレイすべてを用いて1つの映像を映すという芸当も。


そして、ここから原画展示がスタート。「化物語」から最新シリーズの「終物語」「傷物語」まで、全てを振り返ることができます。


キャラクターが描かれているものに混じって、インクが飛び散ったような原画が……。あの、鮮血がほとばしるようなカットの原画はコレだったんですね。


展示されている原画の枚数も相当なもので見応えがありますが、展示はそれだけではありません。


ここは「ひたぎクラブ」「まよいマイマイ」など、エピソードごとに絵コンテや原画、映像が分けられています。


「するがモンキー」だと、その前後の流れの原画と合わせて、どんな映像になったのかが展示されています。改めて、凄惨な戦いだったことの伝わる原画です。


「つきひフェニックス」では、タイトルになった月火ではなく、暦と火憐の歯磨きシーンの原画&映像が展示されていて、まるでアダルトなコーナーのようになっていました。


忍野忍や斧乃木余接もたっぷり。


最新の「終物語」もあるのですが……


その隣に、2016年1月公開の映画「傷物語」の展示まで行われています。


このエピソード別展示コーナーは〈物語〉シアターの周囲をぐるりと回るように設けられていて、一通り展示を見終えるとこのシアターにたどり着きます。足下にテープで印がつけられていて……


3面のスクリーンによって、視界の端まで映像で埋まるという体験ができるようになっています。後ろの方から見るのではなく、ぜひ足下に印のある位置で見てみてください。


ここでは特別映像と、「傷物語 Ⅰ 鉄血篇」の予告編が見られます。


展示はさらに次のホールへ続きます。左手側に大きなビジュアルが見えていますが、展示コーナーを出たらじっくり見られるので、ここは前に進みましょう。


まだ全体の3分の1ほどです。


次には、〈物語〉シリーズのエンディングイラストで知られるウエダハジメさんの作品が展示されていました。


イラストだけではなく、立体化された真宵も。このほかに、ひたぎや忍もいます。


そして見逃せないのが、原作者・西尾維新さん書き下ろしの短編小説をもとに制作した映像展示。各キャラクターたちが左側のページに現れて、自分のセリフを読み上げます。


と、ここまでが「〈物語〉シリーズ」ゾーンで、続いて「魔法少女まどか☆マギカ」ゾーンに入ります。まず目に入るのはディスプレイが取り付けられた壁面で、隣のタブレットでも映像が流れているのでテレビ版と劇場版の変身を見比べることができます。ディスプレイが3つ並んでいるのはほむら&まどか&マミの壁。


反対側の壁にさやか&杏子。


パネルは原画や場面カットなどが用いられています。


ここで最も目を引くのは、ゾーン奥に設置されたオブジェ。


これは、作中でも美術を担当していた劇団イヌカレーによる「アニメーションの魔女」。


そのほか、劇中に登場したものを含めていろいろな小物がぎっしり。


頭上にはキャラクターたちが飛んでいます。


服を着せられた紙人形には、「シャフト40周年」という文字入りのパンツが履かせてあるという芸の細かさ。人形によってパンツの色は異なるそうです。


頭上という点でいうと、このコーナーのシャンデリアには要注目。


このぶら下がったヒゲ、どこかで見覚えがないでしょうか。


中央のシャンデリアはとてもわかりやすく、魔女「ワルプルギスの夜」。


3つ目はほむらをイメージしたもの。


作品を彩る、様々なイラスト。改めて、不思議な雰囲気の作品だったと感じます。


展示に続いては「まどかシアター」。


シアターにも小ネタが仕掛けられていますが、注目して欲しいのはここで流れる映像。残念ながらお見せすることはできないのですが、「Puella Magi Madoka Magica Concept Movie」という完全新作。しかも、大阪で流れるのは「タイプB」で、東京で見られたものとはまた異なるという芸の細かさ。僅かな変更かと思いきや、東京で「タイプA」を見た人が驚くレベルなので、ぜひ目に焼き付けてください。


シアターを出ると「キーアニメーションゾーン」。シャフトが手がけてきた作品の原画・コンテ・設定などがまとめて展示されています。


「魔法少女まどか☆マギカ」の迫力ある生原画を、アクリル板越しに間近で見ることができます。なお、このコーナーにも東京との違いがあり、写真でいうと左側は既存のものですが、中央のパネルから右は新たに追加されたもの。パネル6枚分、合計96枚が新展示です。


写真右端列にあるのはそんな新展示の1つで、本編では使われなかった、ほむらの険しい表情の原画。


コンテは新房昭之さんによる「ひだまりスケッチ特別編」1話や、大沼心さんによる「ef - a tale of memories.」PV、草川啓造さんによる「月詠 -MOON PHASE-」OP、あおきえいさんによる「化物語」10話、錦織敦史さんによる「【俗・】さよなら絶望先生」7話、原作者・小林尽さんによる「夏のあらし!春夏冬中」12話、中村隆太郎さんによる「REC」OP、などなど充実の内容。


中央は壁面だけではなく、天井まで展示スペースになっています。


ここまで、壁面は走っているようなシーンが中心でしたが、天井は空中戦に近いようなシーンが展示されていて、自分で歩いて進んでいくことでパラパラマンガのように絵が流れていく仕組みです。


「夏のあらし!春夏冬中」OPでは原画用紙を何枚か貼り合わせて、大きな原画が描かれました(写真左列)。右の方には、「それでも町は廻っている」で嵐山歩鳥が意図せず披露した下着の細かい修正が。


シャフト・アーカイブ・ゾーンは、シャフトの倉庫に眠っていたというセル画・ラッシュフィルム・アフレコ台本などの資料とともに、シャフト40年の歴史を振り返るコーナーとなっています。


シャフトは1975年9月に虫プロダクション出身の若尾博司氏(現会長)が創業。1987年に初のオリジナルOVA「夢から、さめない」を制作、1995年にはオリジナルアニメ「十二戦支爆烈エトレンジャー」全39話を制作。主要作品だけでも、この年表の通りぎっしり。


1995年4月から放送されたのがオリジナルアニメ「十二戦支爆烈エトレンジャー」。


会場にはそのセル画が展示されていました。


2004年10月から放送された「月詠 -MOON PHASE-」は、そのオープニング「Neko Mimi Mode」がよく知られているかも。


原作者・有馬啓太郎さんによる色紙などが発掘されていました。


こちらは「キノの旅」のコンテや設定画など。


2005年7月放送の「ぱにぽにだっしゅ!」はパネルの解説にあるように、「情報量の多い高密度な画面作りが特徴」。


シリーズが3作品作られた「さよなら絶望先生」は、アニメ化しづらそうな原作のネタやパロディを忠実に再現。尖った演出も注目を集めました。


同様に人気シリーズとなった「ひだまりスケッチ」。アパート・ひだまり荘に暮らす少女たちの日常を描いた作品。日常系の作品では時の流れを無視する作品も少なくない中、この作品では当初4人だったひだまり荘に新入生2人も暮らすようになって6人になり、そして2人が卒業するところまでもきっちりと描ききっています。


「ひだまりスケッチ」の蒼樹うめさんや「ぱにぽに!」氷川へきるさんからの色紙も。


「魔法少女まどか☆マギカ」は、いろいろなアニメーターによる映画完成お疲れ様イラストが。


「御声援ありがとう御座います!!」という新房監督による色紙も。


ちなみに新房監督は板村智幸さんとともに、シャフト創立40周年に合わせて描き下ろしの色紙も描いていました。その右側には「夏のあらし!」放送時に描かれた小林尽さんによる色紙も。


いよいよ展示コーナーもラスト。シャフト作品では2004年の「月詠 -MOON PHASE-」以降、エンディング後に表示されるエンドカードを内部外部問わずいろいろなクリエイターに描いてもらう作品応援企画が定例化していますが、そのイラストを集めたエンドカードゾーンです。過去全てのエンドカードではないものの、最後の最後に、1枚1枚じっくり見たいコーナーが待ち受けているとは……。


壁の両側に展示されているので、出るに出られなくなりそう。


これで終わりか、と思いきやプロモーションコーナーでは、「偽物語 忍野忍 1/8スケールフィギュア」の展示があったりするから気が抜けません。


ドーナツ風呂を満喫している忍。2016年発売予定で、現在予約受付中。価格は税込1万4040円です。


戦場ヶ原ひたぎスケールフィギュアも企画進行中だとのこと。


展示フロアから出ると再入場はできませんが、出ると記念撮影コーナーがあって、ここは自由に撮影が可能です。


ひたぎとまどかが一緒になったコラボビジュアルや……


東京会場のキービジュアルもあります。


そして、この大阪会場のキービジュアルは当然ながら東京にはなかったもの。


これは魔法少女6人組。


〈物語〉シリーズはキャラクター数が多いので、カメラに収めるのが大変そう。


なお、この先に物販コーナーが設けられています。販売グッズはこんな感じで、キービジュアルを用いたグッズや、魔法少女まどか☆マギカ×〈物語〉シリーズコラボグッズ、各作品グッズなど多種多様。1人の購入点数には限りがありますが、完売するグッズも多々あるとのことなので、会場の前にあれだけの行列ができていたのも納得です。


グッズを税込1万円以上購入するとオフィシャルショッパーがもらえます(数量限定)。イラストはキュゥべえを抱いた忍。


裏面は文字だけです。


チケットは前売券が税込1800円、当日券が税込2000円で、会場での販売はなくローソンチケットでの販売です。記事掲載時点で12月23日(水)分は完売、24日16時・25日10時・25日13時・25日16時・26日16時・27日16時はまだ残数アリ。

なお、24日・25日の来場者には以下のようなデザインのクリスマスカードが配布されます。右に置いたのはiPhone 6 Plus、ポストカードよりも大きくしっかりとしたカードで、かなりいい品です。

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