スプラトゥーンのインクびちゃびちゃラッピング遊覧船「スプラ丸」に乗って洞窟探検に行ってみた
2015年12月1日(火)から佐賀県呼子で開催中の「Sagakeen(サガケーン)」では、任天堂Wii Uのゲーム「スプラトゥーン」と佐賀県がコラボして町ぐるみのイベントが行われています。呼子の奇岩景勝の地として知られている七ツ釜洞窟を探検できる遊覧船の「イカ丸」も、スプラトゥーン仕様の「スプラ丸」として運航しているとのことで、さっそく乗りに行ってきました。
イカ丸がスプラ丸に大変身!|マリンパル呼子
http://www.marinepal-yobuko.co.jp/supuramaru.html
◆スプラ丸に会いに行く
スプラ丸の乗船場所であるマリンパル呼子の住所は「佐賀県唐津市呼子町呼子4185-27」。朝市通りから歩いて2分と、ほど近い場所にあります。
オレンジ色の建物と「ようこそマリンパル呼子へ」のゲートが目印です。
乗船場所の近くには、照明をたくさんぶら下げたイカ漁船も停泊していました。スプラトゥーンのマップ・ネギトロ炭鉱で遠くに浮かんでいるイカ漁船の本物が見られるのは、スプラトゥーンファンにとってはうれしいポイント。この照明のサイズを前にしては、ホタルちゃんも思わず明かりに釣られてしまうのも無理はない気がします。
マリンパル呼子では「海中展望船ジーラ」と「七ツ釜遊覧船イカ丸」の2つの遊覧船がありますが、2015年12月1日~2016年1月31日までの2カ月間は2つの遊覧船に加えて、イカ丸にラッピングを施した「スプラ丸」も運航。出航時間は9:30、10:30、11:30、12:30、13:30、14:30、15:30、16:30の1日8回で、多客時は増便するため、出航時刻が変わることがあるそうです。
乗船場所の左手に目を向けると、何やらド派手な船を発見。
スプラ丸が停泊していました。白と黒の船体にオレンジや青などカラフルなインクが飛び散っていて、漁港ではまず見かけないような目立ちまくりの船になっています。
オレンジのイカが勢いよくスーパージャンプ中。
後方にはヒト形態のインクリング。
船のお尻の部分は、イカの目や足をかたどっていて、さながらダイオウイカのよう。
反対側はこんな感じ。
こちらは青色のイカがスーパージャンプの真っ最中。「Splatoon×佐賀県」のロゴも描かれています。
後方にはオレンジ色のイカ。
船の後方もしっかりスプラトゥーン仕様にラッピングされていました。
屋根にも抜かりなくラッピングが行われていますが、停泊所ではハッキリと見ることができません。「呼子を堪能してほしい」というスタッフの思いから、スプラ丸の目的地である「七ツ釜」の展望台からスプラ丸を見下ろした際に、屋根の全貌が見えるように作られているそうです。
スプラ丸の最大搭載人数は69名です。
Sagakeen初日にスプラ丸が実際に運航している様子は、以下のムービーで見ることができます。
スプラ丸が七ツ釜洞窟に向かって出発 - YouTube
◆スプラ丸に乗ってみた
スプラ丸の乗り場へ向かう桟橋も、インクびちゃびちゃ仕様です。
チケットカウンターで乗車券を購入します。乗車料金は大人1600円、子ども800円。購入の際に「イカすスタンプナワバリー」のスタンプ台紙を出すと、窓口のスタッフにスタンプを押してもらえます。
チケット売り場には、スプラトゥーンのボーイがスプラ丸に乗っている描きおろしイラスト色紙が飾ってあるので、ぜひ見てみてください。
乗車券はこんな感じで、大人用と子ども用でカラーリングが異なっています。
券を購入したら、床に飛び散ったインクに従って乗り場へ。
乗船口にはサガケーン仕様のガール&ボーイの顔ハメパネルがあり、乗船の待ち時間もスプラトゥーンを楽しめる工夫が凝らされています。
遊覧船のコースは以下の通り。スプラ丸(イカ丸)は乗船場所から北上して、東側の七ツ釜洞窟へ向かいます。
というわけでさっそく乗船。
船の中はベンチ席がずらっと並んだ作り。
めずらしい座敷タイプの席もあります。
船内後方にはトイレ。
もし乗船中に気分が悪くなっても、トイレで吐かずに専用の黒いポリ袋を使ってくださいとアナウンスがありました。これはトイレが詰まると次の便に差し支えるため、だそうです。
呼子でとれるイカは季節によって異なるそうで、「ケンサキイカ」「アオリイカ(ミズイカ)」「ヤリイカ」「コウイカ」の4種類のイカを紹介するパネルがありました。
呼子近郊の島の紹介もあり。
船の後方に出口があるので行ってみます。
船外に出るとベンチが置いてあり、海風を肌で感じながら船に揺られることもできるようになっています。
船の後方から屋根を見てみるとこんな感じ。イカのイラストがちらりと見えました。
◆七ツ釜洞窟探検へ向かう
洞窟へ向かう途中で、海中展望船ジーラとすれ違いました。
しばらく船が進むと、本島と加部島をつないでいる呼子大橋が見えてきます。
乗船してから15分ほどで七ツ釜洞窟のある半島に到着。写真の右下に写っているひし形の岩のくぼみは「めがね岩」という名前で、海に反射した姿がめがねのように見えることから名付けられたもの。
船は島の反対側に向かいます。
七ツ釜洞窟が見えてきました。
七ツ釜洞窟は、火山活動によって形成した洞窟が、7つのかまどのように見えることからその名がつけられました。
スプラ丸で七ツ釜洞窟を探検・「七ツ釜洞窟全景」編 - YouTube
7つの洞窟の中でも最も大きい、中央の洞窟(写真の一番左)へ船が入っていきます。
スプラ丸で七ツ釜洞窟を探検「洞窟の近くに接近」編 - YouTube
洞窟の中はこんな感じ。
岩肌に手を触れられそうなくらい、近寄って見ることができます。
火山活動で流出した、粘り気の少ないマグマが急激に冷えて固まると、このように細長い岩がいくつも連なった「柱状節理(ちゅうじょうせつり)」という形ができるそうです。
まるで海面から細長い岩がにょきにょきと生えてきたような形です。
乗船した際は天気が良く、海の水がとてもキレイに澄んでいました。
スプラ丸で七ツ釜洞窟を探検「洞窟の中に潜入」編 - YouTube
7つの洞窟のうち、一番左端の洞窟だけは穴が貫通していて、小舟であれば通り抜けて反対側に出ることができるそうです。写真中央の雨水が流れ落ちて黒い線のようになっている部分に洞窟の出口があるとのこと。
洞窟の上には、海を見守るかのように金色の「さよ姫」の像が立っていました。
・2015/12/02 13:20追記
スプラ丸に乗船した後、屋根のラッピングを見るべく、七ツ釜へ行ってみました。
七ツ釜は呼子朝市通りの東側にあり、車で15分ほどで行くことができます。
駐車場はこんな感じ。
駐車場からも玄界灘を見下ろすことができます。
遠目にスプラ丸を見ることも可能ですが、遠すぎて屋根のラッピングは確認できませんでした。
ということで、駐車場に車を止めて、展望台まで歩いて行きます。
山道を15分ほど歩いて……
展望台に到着。
柵に沿ってさらに左手へ進むと、七ツ釜洞窟が見える展望台があります。
しばらく待っていると、海の西側からスプラ丸がやってきました。
展望台のすぐ真下まで船が近づいてくるので、屋根ラッピングをバッチリ見ることができます。
スプラ丸の屋根ラッピングを七ツ釜洞窟の展望台から見たところ - YouTube
スプラ丸が洞窟へ入っていくところも見ることが可能です。
スプラ丸が七ツ釜洞窟に入っていく様子を上から見たところ - YouTube
・つづき
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