Googleがツイートでタイムマシンの設計図を流出させるアクシデントが発生
2015年10月21日は映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー2」でマーティーがタイムスリップした「未来」の日だったわけですが、なんとその当日、Googleが秘密裏に進めてきたとみられるタイムマシンの設計図を、あろうことかTwitterで流出させてしまうというアクシデントが発生しました。
Googleがタイムマシンの設計図を流出させてしまったのが以下のツイート。「特別配布:あなたの受信ボックスを素晴らしく変えるGmailテーマの新作15個」というツイートに貼られたリンクをクリックすると……
Special delivery: 15 new Gmail themes to make your inbox more awesome → https://t.co/wdv0WCsAUB
— Google (@google) 2015, 10月 21
以下のようなPDFファイルが表示されるのでした。表紙には「機密 Googleの外に出すな」という警告文が書かれています。
(PDF)project_flux.pdf
ページをめくると、「プロジェクトフラックスとは?」と書かれており、フラックスなんとかに関するプロジェクトであることが伺いしれます。プロジェクトの目的は「どこでも、いつでも、全ての人にあらゆる場所や時間へ訪れることを可能にすること」とされており、これはまさにタイムトラベルそのもの。
用いられるテクノロジーは「時空圧縮」と「タイムサーキット」、そして「パワー(電力)」の3つ。「プロジェクトフラックスは、プロプライエタリな時空圧縮技術を用いてユーザーを即時に希望する時間や場所へ移動させる」という記述もまさにタイムマシン。「Power」の欄には必要とされる電力が「1.21×10の9乗ワット」と書かれていますが、これは「1.21ジゴワット(ギガワット)」となるため、もう間違いなくみんなが予想しているあの装置。時速141.62kmでタイムスリップし、そのあとには若干の熱が残されるという記載も。
時空圧縮装置の外観はこんな感じ。さすがに(?)見覚えのある装置とは見た目が少し異なるようです……。
初期テストで訪れた場所がリストアップされています。1885年9月2日のカリフォルニア・ソノラにある荒野や、裁判所広場、マーティーが駆け込んだ「ルーズ・ダイナー」など、見覚えのあるシーンのオンパレード。松の木が2本立つピーボディさんの農場はテストが中止されたようです。
テストで判明した内容(Learnings)としては、「トラベラーは目を完全に覆う保護グラスを装着する必要がある」「糖分が気になるタイプの人は『タブ(低カロリーコーラ)』や『ペプシ・フリー』を持参するべき」という内容など。
タイムトラベルに使う「カプセル」のプロトタイプは「廃棄物を減らすためにステンレス製」「シンプルなプッシュ式のエンジンボタン」「全路面に対応できるモジュラー式車輪」などの仕様が盛り込まれています。この特徴を備えている乗り物といえば間違いなく……
「あ、あれ??」と思わず言ってしまいそうな「カプセル」のデザインでした。
タイムマシン登場までのタイムラインはこんな感じ。2016年半ばまでに88回のテスト飛行を行う予定で、10月26日(2015年?)には北アイルランドのダンマリー村で最初のプロトタイプを製造。その後は「プロジェクト・ライトニング」(雷を使うアレ)や「議会でのブリーフィング」「テスト飛行士の選定」などを行う予定になっているとのこと。なお、ダンマリー村は実際にデロリアン社の工場があった場所です。
プロトタイプ車両をレンダリングしたイメージ画像がこちら。横に立つ人物のいでたちは、そで無しのダウンジャケットを着てシャツのすそを折り曲げるという、あの人そのものの様子になっています。
ということで、これはGoogleがバック・トゥ・ザ・フューチャーの記念日にあわせて公開したジョークサイトということでした。世界中のあちこちでイベントやネタが披露されており、本当に人々に愛されている作品であることを実感する瞬間です。
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